白昼の脱獄:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
白昼の脱獄
白昼の脱獄
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白昼の脱獄

1953年10月14日公開
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「真昼の決闘」のスタンリー・クレイマーが1952年に製作した作品で、犯罪心理学者ドナルド・パウエル・ウィルソンの原作を「嵐を呼ぶ太鼓」のマイケル・ブランクフォートが脚色し、アルゼンチン出身のヒューゴー・フレゴニーズ「吹きすさぶ風」が監督に当たった。撮影はガイ・ロー、音楽は「楽園に帰る(1953)」のディミトリ・ティオムキン。出演者は「雨に唄えば」のミラード・ミッチェル、「タルファ駐屯兵」のギルバート・ローランド、ジョン・ビール、「愛の決断」のマーシャル・トムスン、アルフ・シェーリン、「真昼の決闘」ノヘンリー・モーガン、ジェイ・アドラーら。

ストーリー

1930年代後半、州政庁の刑務所改革計画の先鋒として若い心理学者ウィルソン博士(ジョン・ビール)は、囚人たちの知能検査を行ない、6人の助手を選び出した。その顔ぶれは金庫破りの名人コニー(ミラード・ミッチェル)、殺人犯のパンチ・ピネロ(ギルバート・ローランド)、横領罪の気の弱いコパック(ジェイ・アドラー)、アル中で他人の罪を背負ったスコット(マーシャル・トムスン)、殺人狂のドーソン(ヘンリー・モーガン)、女房のことばかり心配している強盗犯人のランダル(アルフ・クジュリン)の6人であった。6人の協力で博士の仕事もようやく機動に乗ってきたが、ちょうど囚人対役人の野球試合の日、囚人チームのエース投手スコットは酔って博士の報告書をめちゃめちゃにしてしまった。報告書再製作を命じられたスコットは出場不能となり、事情を知らぬ囚人たちは憤慨したが、単身事実を説明する博士の態度に誤解は氷解した。ある時ランダルが昂奮してドーソンに殴られ、そのショックで口が利けなくなった。博士は催眠術でこれを治療したが、その時無意識のランダルはドーソンの脱獄計画が博士を人質にして行なわれようとしていると口走った。博士は驚いたが、典獄には告げず自分だけで解決しようと決心した。仲間の力添えで刑務所内で妻と会うことのできたランダルはすっかり回復した。その間にコパックは保釈になった。近くの銀行の金庫が開かなくなったときコニーが出張し、女の唇形を額に付けて意気揚々と帰ってくる出来事もあった。娑婆に失望してコパックはまた刑務所に戻っていた。7月14日独立祭、ドーソンは博士にピストルをつきつけて楯とし脱獄を実行しようとした。しかし、コニーたちの機転で博士は救われ、ドーソンは失敗した。かくして博士の任期も満ち、後事を愛すべき助手たちに托して博士は刑務所を去った。

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作品データ

原題
My Six Convicts
製作年
1952年
製作国
アメリカ
配給
東宝洋画部=ブレイクストン
初公開日
1953年10月14日
製作会社
S・クレイマー・プロ映画


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