パブリック 図書館の奇跡|MOVIE WALKER PRESS
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パブリック 図書館の奇跡

2020年7月17日公開,119分
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「ボビー」のE・エステヴェスがある新聞記事に着想を得たヒューマンドラマ。大寒波にもかかわらず市のシェルターがいっぱいで、行き場のない約70人のホームレスが図書館を占拠する。彼らの苦境を察した図書館員スチュアートも彼らと行動を共にするが……。監督・脚本・製作のエステヴェスが主演を務めるほか、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」のアレック・ボールドウィン、TVドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のテイラー・シリング、「トゥルー・ロマンス」のクリスチャン・スレーター、「007/カジノ・ロワイヤル」のジェフリー・ライト、「ネオン・デーモン」のジェナ・マローン、「それでも夜は明ける」のマイケル・ケネス・ウィリアムズらが出演。第43回トロント国際映画祭出品作品。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

米オハイオ州シンシナティ。公共図書館の実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステヴェス)は、常連の利用者であるホームレスから「今夜は帰らない。ここを占拠する」と告げられる。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターがいっぱいで行き場がないというのだ。スチュアートは約70人のホームレスの苦境を察して、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。その行動は“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップを目論む検察官の偏った主張や、メディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられる。やがて警察の機動隊が出動し、追い詰められたスチュアートとホームレスたちは驚愕の行動に出る……。

作品データ

原題
The Public
映倫区分
G
製作年
2018年
製作国
アメリカ
配給
ロングライド
上映時間
119分

[c] EL CAMINO LLC. ALL RIGHTS RESERVED. [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    ちゅに

    4.0
    2020/9/27

    世界一豊かな国で暖を取る場所もないホームレスにとって図書館は最後の砦になっていた。ホームレスの人権を体を張って守ろうとする図書館職員のプライドが良く描かれた秀作。先頃、警官の黒人窒息死を端に全米に巻き起こった「BLACK LIVES MATTER」運動を想起させるようなホームレス黒人達の図書館内蜂起。ホームレスが人間としての声を上げる姿は感動的で必見の作品。

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  • rikoriko2255

    顔るんるん

    3.0
    2020/9/16

    公共施設のあり方を訴えた作品

    文学を引用するのが鼻につくというのは納得、あの場面では自分の言葉で言ってくれた方が絶対刺さったと思う残念だ

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  • rikoriko2255

    rrr

    4.0
    2020/9/1

    最後までスティーブカレルかと思いながら観ていた。好みの映画でした

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  • rikoriko2255

    4.0
    2020/8/7

    ヒップホップで始まる。
    英語のラップはやっぱり耳馴染みが良い。
    ホームレス問題って日本とはちょっと規模が違うわよね。
    殆どが退役軍人・・って言う所が難しい問題にしても居る。

    正しい事をしたのに訴えられ辞職を促される理不尽さ・・がこの事態を受け入れやすいように伏線になっている。
    ただ流されているようなスチュアートは、善人だけど頼りないイメージ。
    それが一瞬にして見方が変わるシーンが好き。
    曲解し、都合良い言葉を引き出そうとするマスコミの誘導に、失望しながらのせられちゃうのでは無いかと言うハラハラの末に出た台詞が、素晴らしかった!
    煙に巻くようで、ちゃんと伝えるべきメッセージは分かる人には届き、理解し動いた人たちの格好良さに鳥肌‼︎
    リベリオンで、最期にイェーツ詩集を朗読したSean Bean並に感動したわ。

    逮捕されるのは仕方ないとして、怪我人を出さない為に、政治的に利用されない為に、選んだ手段も、先に伏線が置いてある。
    親切な用意周到さ。

    外は極寒な筈なんだけど、随分気軽な感じだったけどね。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2020/8/4

    非情に繊細な問題だ。
    「公共」というのは誰であっても権利がある?税金を支払っていないホームレスも公共施設を利用して良いのか。
    それを覆いかぶさる問題が「人権」。スチュアート自身がホームレスであったから、彼らの気持ちがわかる?いやいや他人に迷惑をかけてまで利用するのは…ストーリーの中では好きでホームレスになったわけではないらしい。
    警察やメディアも巻き込んで一夜の騒動だが、これを許してしまったら無法地帯になってしまう。
    このラストで良かったのか。

    E.エステヴェスもこういう題材を取り上げたセンスがナイス。良く言えばスターの華やかさはないが、A.ボールドウィンやC.スレーターというcastは嬉しい。
    図書館だけではない。公共と人権。紙一重のような脆くて厳しい問題が、そこらじゅうにある。
    もう一度観て周囲とディスカッションしたい作品。

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  • rikoriko2255

    regency

    4.0
    2020/7/24

    個人的に、エミリオ・エステベスには苦労人というイメージが強い。
    デビューしてすぐにブラット・パックの中心人物となり、監督業にもいち早く進出するなど華々しく活動していたのに、次第に主演映画も寡作になり、監督作もインディペンデント資本が中心になったせいか、メジャーの第一線のレールからどんどん外れていってしまった。
    『ボビー』も製作資金が集まらないためにほとんど身銭を切ったのに、興行的にも批評的にも振るわなかったと聞いて、つくづく運のない人だなぁと思ったもの。
    本作も構想から完成までに11年を費やしたと宣伝されているが、裏を返せば、それだけ製作体制の確立(資金の調達など)に苦慮したという意味でもある。

    閑話休題。
    観た感想は、やっぱりエステベスらしい、地味だけど実直な映画だなということ。出演者の大半がノーギャラだったという『ボビー』同様、本作も、彼がいかに俳優仲間からの信頼が厚いことが証明されている。
    アメリカの格差社会とフェイクニュースを、知識と教養の宝庫である図書館を通じて問題提起。弟チャーリー・シーンがやたらとゴシップ誌と縁が深いのに対し、兄エステベスはアメリカ文学の引用をサラリとやってのける。しかも、図書館と縁深い「怒りの葡萄」をチョイスしているあたりも生真面目さを感じる。
    「図書館は民主主義の象徴」という言葉にハッとさせられた。
    とにかく地味だし、奇をてらった作りではないが(否、ラストはいろいろな意味で「奇をてらっている」かも…)、だからこそじっくり腰を据えて観てみては。
    ただ、サブタイトルの『図書館の奇跡』は、ちょっと違うと思う。

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  • rikoriko2255

    コージィ

    5.0
    2020/7/21

    公共性とは?
    誰にでもある権利とは?
    ルールと人命、どちらが優先されるべきが?
    民主主義社会における図書館という「公共の場所」のあり方を、本作は観客に突きつけてきます。

    名を売りたいだけの市長候補やテレビリポーターの、フェイクニュースの垂れ流し具合などもスパイスに加わって、かなり重厚な作り。

    そして、冒頭から仕掛けられた様々な伏線が、綺麗に回収していく上手さ。
    観終わって爽快な気分になれました。

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  • rikoriko2255

    tom

    4.0
    2020/7/19

    新聞記事に着想を得たドラマをエミリオ・エステヴェスが
    監督・脚本・主演で作り上げてくれました。
    久しぶりのエステヴェスです。
    物語はヒューマンドラマになっていて、
    ホームレスが極寒をしのぐため、
    先頭に立って図書館に避難させる図書館員の役柄ですが、
    真面目に人のことを考える男でした。
    ホームレスとの交流や同僚との間柄をみると
    信頼できる人間だろうと感じ取れました。
    心温まる内容になっていましたが、
    少し残念だったのは、
    極寒の割に外のシーンが寒そうに見えないところでした。

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  • rikoriko2255

    1.0
    2020/7/18

    奇跡でも何でもない。
    配給会社の宣伝文句にだまされた。「奇跡」と名付けてだまし、期待させたその罪は大きい。

    映画にするには珠玉の素材だったが、もっと夢のある、新しい未来の社会を感じさせるようなストーリーテリングであって欲しかった。
    ありきたりの結末でがっかり。
    つくづく残念。

    物語が動き出す前の始めの部分も冗長だった。

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  • rikoriko2255

    skuraata2018

    4.0
    2020/7/9

    大寒波で死の危険に晒されたホームレスたちが一夜を凌ぐために図書館を占拠し、図書館員も巻き込まれ、様々な決断を迫られる物語。
    図書館なのだから閉館時間が来れば退館しなくてはならず、無理やりに残ればそれは不法行為になってしまう。
    「外に出れば死んでしまうかもしれないのだから、認めてあげればいいじゃない」と思う人もいるだろうけど、そう単純に解決できない難しい問題。
    公共の場というのは、それぞれに与えられた役割があり、本来の役割を超えたことを行い前例を作っては収拾がつかなくなってしまう。

    そんな状況に巻き込まれた図書館員スチュアート。
    図書館員としての職務を全うすべくホームレスを追い出せば、彼らは凍死してしまうかもしれないし、ホームレスたちが図書館を占拠することを認めれば図書館員としての立場が危うくなるかもしれない。
    まさに彼方を立てれば此方が立たず状態。
    スチュアートの葛藤や決断に目が離せない物語だった。

    "Make some noise!"そう叫ぶホームレスたちからは
    声をあげることの意味を考えさせられた。何かしても現状は変わらないかもしれないけど、その何かをしないよりは生きるために声をあげること、
    この映画を観た多くの人が言うようにBLMが問題となっている今の世の中に深く刺さる。

    本来の職務からはかけ離れたことを行うことになった図書館員の視点と
    生きるために声をあげるホームレスたちの視点のそれぞれにテーマがあり、観る人に考えるきっかけを与えてくれる。

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