犯罪都市(1931)|MOVIE WALKER PRESS
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犯罪都市(1931)

1931年公開,100分
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「西部戦線異状なし」のルイス・マイルストーンが監督した映画で「地獄の天使(1930)」と同じくハワード・ヒューズのプロダクションとして有名なもの。原作は「国際盗賊ホテル」と同じくベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサーが共同で書いた戯曲である。脚色は「略奪者」「キック・イン」のバートレット・コーマックが当たり、撮影は「泥人形」「肉と霊」のグレン・マクウィリアムスの担当である。出演者は「モロッコ」「ニュウ・ムーン」のアドルフ・マンジュウ、「大空の闘士」「青空狂想曲」のパット・オブライエン、「名門芸術」「マネキン英雄」のメアリー・ブライアンを始め、「極楽特急」「月世界征服(1931)」のエドワード・エヴァレット・ホートン、「シマロン(1931)」「特集社会面」のジョージ・E・ストーン、「ウォタルウ橋」「フランケンシュタイン(1931)」のメイ・クラーク、「大空の闘士」のスリム・サマーヴィル、「少年時代」のマット・ムーア、「新聞街の殺人」のフランク・マクヒュー、モーリス・ブラック、クラレンス・H・ウィルソン、スペンサー・チャータース等である。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

アール・ウィリアムスという若い気弱な男がふとした殺人罪から死刑を宣告された。その男は即刻に刑を処されなければならない。何故というのに、このシカゴの有力者再選期が目前に迫っていたからである。従って彼が任期中に危険な殺人犯を処刑することに依って次の選挙には当選確実ということになるのである。翌朝は死刑執行という前夜、ウィリアムスが脱走したのである。犯行の再現を強いたところ、偶然ピストルに実弾が入っていたため、現場の混乱に乗じて逃げたのである。当然ながら有力たちはあわてふためいた。翌朝までに草の根分けても探さねばならぬ犯人は、一体どこへもぐったのか?この事件の起こった刑事裁判所の一室に多くの新聞記者たちが何か事件の突発するのを手ぐすね引いて待ちかまえて居た時であった。なんとしても特ダネをものにしたい彼らがいち早く犯人の所在を突き止め、事件の真相を得ようとして狂奔したのはいうまでもない。ヒルディー・ジョンソンは、シカゴでも屈指の腕利き記者だったが、近頃では、人の秘密をコソコソと嗅ぎ廻る記者稼業に嫌気がさし、かねて恋仲のペギイと結婚してニューヨークで平和な生活を送ろうと決心がついたので、馴染み深い記者室へ別れを告げに来て居た。その時この事件が突発したのである。眠っていたヒルディーの新聞記者根性が目覚め、事件の大要を社の編集長ウォルター・バーンズに電話によって告げた。その瞬間、問題のウィリアムスが現れたので、ヒルディーはバーンズと計って彼を机の中に隠した。ウィリアムスの身柄から特ダネを取ろうというのが彼らの腹であった。このことからウィリアムスを追う町の有力者や同じく特ダネを漁る新聞記者たちとの間に、秘術を尽くしての智恵比べが行われたが、その渦中に巻き込まれてヒルディーは危うく恋人ペギイの心を失いかけ、闇の女、モリーは命を棄てる破目になった。彼女はしがない渡世の女だったが、甞て殺人犯人ウィリアムスをかくまい、彼に依って初めて人の心の暖かさを知った女であった。バーンズのあらゆる策略と「特ダネ」の前には顧みない鉄の如き冷たい意志にも拘らず遂にウィリアムスは有力者の一味に依って発見され、バーンズとヒルディーは犯人隠匿の罪で逮捕されたが、間一髪州知事からのウィリアムス釈放状が届けられ、バーンズ等に凱歌が挙がった。しかし、事件が終わると、ヒルディーは再び記者稼業に嫌気がさし、ペギイを伴って、ニューヨーク行の列車に乗り込むことになった。しかし乍らバーンズはこの有能な、社にとってはなくてならぬ男を手放したくなかった。そこで彼はことを構えて、列車中のなんとヒルディーを窃盗犯と訴えて捕縛させる手に打って出るのだが・・・。

作品データ

原題
The Front Page
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
ユナイテッド・アーチスツ社
上映時間
100分

[c]キネマ旬報社

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