繁昌娘:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
繁昌娘
繁昌娘
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繁昌娘

1931年公開
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「キスメット(1930)」「楽園の路」のロレッタ・ヤングが主演する映画で、パトリシア・ライリーとハロルド・N・スワンソン合作のストーリーを「エロ大行進」「無冠の帝王」のロバート・ロードが脚色し、台詞をつけ、「君知るやわが悩み」「便利な結婚」のウィリアム・A・サイターが監督した。助演者は「マルタの鷹(1931)」のリカルド・コルテス、「最後の一人」のフランク・アルバートソン、「巴里選手」のドロシー・クリスティー等である。

ストーリー

美少女クレーヤは大学の花形で「マク」という通称をもち全大学に知られていた。大学の音楽部を牛耳っているジョン・ソーンダースと恋仲であったが卒業後ジョンが巴里へ演奏旅行に行くのにマクは紐育へ行った。彼女は実業界に入ろうという大望のためにはジョンと別れることなど問題ではなかったのである。紐育で就職口を見つけるためにマクは様々な辛苦をなめたが、図らずともクレートンの経営する広告会社に勤めることになり間もなく急速な昇進をする。彼女は自分の手腕の為だと思っているが実は好色なクレートンが彼女の美貌を愛しての故なのである。クレートンは重要な顧客の一人シンクレーヤという実業家を招待することになり、マクを招待にたのむ。その夜、突然ジョンが巴里からやって来るが、マクはクレートンの家に出かける。ジョンは怒ってどこかへ行ってしまう。宴果ててクレートンはマクを家まで送ると称してついてくる。その途途彼はマクを口説くがマクはてんで受けつけない。やがてマクのアパートへ帰ってくるとジョンが戻っている。ジョンはクレートンに向かい、マクは自分の妻であるという。二人は密かに結婚していたのである。ある夜マクは宴会の席上でシンクレヤーにジョンのオーケストラのことを褒めておいたのでジョンはシンクレヤーの後援により方々から立派な契約を受ける。しかし彼はマクが陰で推薦してくれていることは少しも知らなかった。その後ジョンはマクと仲直りをしようとするがジョンを誘惑しようとするエミリー夫人のために思わしく行かない。それからのち、マクはクレートンから夫が離婚を望んでいること、またホテルに女を連れ込んでいることなどを聞き飛行機で紐育に戻りホテルに駆けつける。ところが実は万事クレートンの奸計であることが判る。クレートンは計略がうまく行ったかどうか見にホテルへ来るが、ジョンのために叩き出される。マクが実業家になろうとする待望は失敗に終わった。しかし彼女は夫の愛を本当に味わったのである。

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作品データ

原題
Big Business Girl
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
W・B・F・N社
初公開日
1931年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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