監督
2018年にノーベル平和賞を受賞した婦人科医デニ・ムクウェゲの闘いの日々を追ったドキュメンタリー。アフリカ・コンゴで、性暴力によって肉体的、精神的に傷ついた女性たちを20年以上にわたり無償で治療してきた彼の終わりなき活動と、その根源的原因に迫る。ナレーションを女優の常盤貴子が担当。監督はTBSで数々のドキュメンンタリーを手がけてきた立山芽以子。
ストーリー
アフリカ大陸、コンゴ民主共和国・東部ブガブ。この地は女性にとって世界最悪の場所と呼ばれている。20年以上にわたり、40万人以上の女性たちがレイプ被害を受け続けているのだ。婦人科医のデニ・ムクウェゲは、その女性たちの多くを無償で治療してきた。彼のパンジ病院には、年間2500~3000人もの肉体的、精神的な傷を負った女性たちが運び込まれてくる。実はこの地にはレアメタル、スズなど豊かな鉱物資源が埋まっており、武装勢力はその利権を得るために、性暴力という武器を使い住民を恐怖で支配しようとしているのであった。ムクウェゲは「その根源を断ち切らない限り、コンゴの女性たちに平和は訪れない」と気付き、この地で起きていることを世界に訴え始める。だがその勇気ある行動によって、自身の命を狙われることに……。2018年、長年の活動に対し、ムクウェゲはノーベル平和賞を受賞。しかし、彼の闘いは終わることはなく、今も続いている……。
スタッフ
語り
常盤貴子
製作
竹内明
エグゼクティブプロデューサー
大久保竜
エグゼクティブプロデューサー
渡辺信也
撮影
寺尾文人
編集
大生哲司
プロデューサー
藤井和史
プロデューサー
松原由昌
音楽プロデューサー
服部英司
選曲
越前屋修
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2021年
- 製作国
- 日本
- 配給
- アーク・フィルムズ
- 初公開日
- 2022年3月4日
- 上映時間
- 75分
- 製作会社
- TBSテレビ
[c]キネマ旬報社