傷める胡蝶:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
傷める胡蝶
傷める胡蝶
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傷める胡蝶

1926年公開
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エヴェリン・キャンベル女史作の小説をブラッドリー・キング女史が脚色し「風雲急を告ぐ」「海の洗礼」等と同じくジョン・グリフィス・レイ氏が監督したもので、主役は「風雲急を告ぐ」「サイベリア」「踊り狂う人々」等出演のアルマ・ルーベンス嬢と「黎明のサハラ」「恋の鉄条網」等出演のバート・ライテル氏と、「火中の英雄」等出演のハーバート・ローリンソン氏、「胡蝶春秋」等出演のハントリー・ゴードン氏を始めフランク・キーナン氏、ヴェラ・ルイス嬢、キャロリン・スノーデン嬢、アーサー・ホイト氏等が助演している。

ストーリー

ジム・ハヴァヒルは安逸と遊惰とに財産を放蕩し一人娘のリンダに富裕な夫を持たせて老後を左団扇で暮そうと目論んでいた。リンダは父の窮境を知らず社交界の花形として歎楽の生活を追っていたが、彼女の大伯母ラルストン夫人から家を明け渡すようにと言ってきたので真相を知った。給料をもらえぬ召使たちは暇を取って去ってしまった。ジムは娘の晴着が欲しかったので衣装屋を欺いて古衣装と新衣装とをすりかえてリンダに与えた。その夜の宴会でジムが娘の夫として選ぼうとした紳士が2人あった。ロスはハヴァヒル家に財産があるものと信じてリンダと結婚せんとし、コンヴァースは事情を知っていたがリンダの美貌に望みを掛けた。最初に婚約を申込んだロスを金持と思ったジムは承諾して披露せんとした。その折衣装屋は警官と共に来てリンダを衣装泥棒として拘引せんとした。ジムは自分の罪を告白してその場に悶絶し遂に蘇生しなかった。リンダは社交界に見放されロスに捨てられたのでコンヴァースに金を借りてモンテカルロに赴いて一攫千金の幸運を夢想したが却ってすべてを失った。折からコンヴァースの許に赴かんとしたリンダは途中の汽車で米国外交官アネストリーと知合いになり両人は一目惚れの恋をした。彼はリンダと故国のワシントンで再会することを約束して別れた。コンヴァースの態度にあきたらぬリンダは米国に帰ったが彼女の困窮は極度に達し放火して保険金を詐取せんと企て失敗して官憲の手に捕らえられた。護送の途中彼女は身の上話をすると探偵は大いに同情した。その自動車が衝突した時探偵は重傷を負い一夫人が惨死した。情ある探偵は死んだ夫人をリンダの身代りにしてくれた。彼女がコンヴァースの許を訪れたとき彼はリンダとアネストリーの恋中を知り両人を取結んだ。かくてアネストリーの妻となったリンダはようやく幸福の生活にはいった。

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作品データ

原題
The Gilded Butterfly
製作年
1926年
製作国
アメリカ
初公開日
1926年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社