氷上リズム:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
氷上リズム
氷上リズム
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氷上リズム

1938年公開
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「ボビーの初舞台」「同じく凱歌」のボビー・ブリーン少年が主演する映画で、フリッツ・ファルケンシュタインとN・ブルウスター・モースが協力でストーリーを書卸し、「クレイグの妻」のメアリー・マッコール・ジュニアが「木に登る女」のマヌエル・セフ及びバーナード・シューバートと協力し、「珍Gメン」「喧嘩商売」のエドワード・クラインが監督に当り、「頓珍漢ミイラ取り」「喧嘩商売」のジャック・マッケンジーが撮影したもの。助演者は「報道線」「月を消しましょ」のチャールズ・ラグルズ、「小公子」のドロレス・コステロ、5歳の天才少女スケーターのアイリーン・デーア、「海賊(1938)」のロバート・バラット、「命を賭ける男(1937)」のドロシー・ピーターソン、「オーケストラの少女」のビリー・ギルバート等である。なお氷上バレーの按舞はデーヴ・ゴールドが担当している。

ストーリー

トミイ少年は父が死んだ後、母と一緒に厳格な伯父ウィリアムの農園に養われていたが、母は故郷の町に住みたいと願っているのに伯父が許さないのを見て、子供心にも何とかして旅費を稼ぎたいと思っていた。この付近を得意とする古物屋のターウイリガー老人が古新聞を買うというので、トミイは貯めていた新聞を売ったが、その中に伯父の20ドル紙幣がまぎれ込んでいたのを誰も知らなかった。故郷へ帰る旅費欲しさの一念からトミイはターウィリガー老人の車に潜り込んでフィラデルフィアへ行く。老人の家の隣りは大スケート場で、5歳の天才少女スケーターであるアイリン・デーア一座が呼物となっていたが、トミイはそこの手伝いに雇われている内、天ぴんの美声が認められ専属歌手として人気を博したが、彼の給料をターウィリガーがごまかしているのを知ると、大人と都会に幻滅を感じて伯父の家へ帰って来た。案じていた母の喜びに引きかえ、伯父は彼に20ドル紙幣を盗んだ疑いをかけていた。そこへ前非を悔いたターウィリガーが、再び少年をスケート場へ出すためにやってきたが、トミイは都会へ出る気はなく、ただ伯父にかけられた疑いを晴らすことを思いつめた。少年は老人と話し合っている内に、古新聞のことを思い出した。その新聞は古い椅子につめてどこかへ老人が売ったのである。利益以外に考えたことのなかった老人は、少年のために古椅子を求めて旅へ出た。そして危く首府の博物館で焼かれようとしているところへ駆付け、古新聞の中から紙幣を捜出した。伯父はトミイに軽率を詫び村の人々は少年の勤勉を誉めた。少年は自分で稼いだ旅費で母親と一緒に故郷の町へ帰った。そこには母の友達や少年の遊び仲間が大勢いた。田園に麦の実る頃、少年は美しい声で大空の下に心ゆくまで歌いながら母と2人で楽しい生活を送った。

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作品データ

原題
Breaking the Ice
製作年
1938年
製作国
アメリカ
配給
RKOラジオ映画
初公開日
1938年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社