必殺の一弾:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
必殺の一弾
必殺の一弾
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必殺の一弾

1956年11月3日公開、89分、西部劇
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「紐育秘密結社」の製作クラレンス・グリーン、監督ラッセル・ラウスのコンビが発表する西部劇。早射ちの名人を父に持った男の宿命を中心とした異色篇。原作はフランク・D・ギルローイの“最後の刻印”、脚色は原作者ギルローイと、監督のラウスの共同。撮影は「禁断の惑星」のジョージ・J・フォルシイ、音楽はアンドレ・プレヴィンの担当。出演は「誘拐」のグレン・フォード、「星のない男」のジーン・クレイン「紐育秘密結社」のブロデリック・クロフォード、他にラス・タンブリン、リース・エリクスンなど。

ストーリー

1889年、西部のシルヴァー・ラピッドで当代随一の拳銃の早射ちといわれるファロンが殺された。殺したのは、その朝町にきた3人の無頼漢の首領格(ブロデリック・クロフォード)だった。何の恨みもないのに、ただ早射ちを競うためであった。その頃シルヴァー・ラピッドから程遠からぬクロスクリークの町を出た草原で拳銃を練習する1人の男がいた。彼の拳銃には6つの印が刻んである。―6人を殺した拳銃。その男ジョージ(グレン・フォード)は妻のドーラ(ジーン・クレイン)と雑貨屋を営む実直な男である。酒も飲まず平和な彼がなぜ拳銃を持つのだろう?ジョージの父は有名な拳銃の名人で彼も小さい時から拳銃の射ち方を教わった。しかし生来の弱気から父が暴漢に襲われても早射ちでは父以上の腕を持ちながら復讐ができなかった。彼は故郷を離れ西部を転々とした後、4年前クロスクリークに来たが、この過去が何時も頭に覆いかぶさっていた。翌朝、シルヴァー・ラピッドの決闘がクロスクリークの町の話題をさらった。ジョージはハロルドの様子を聞いて、俺だって早射ちの名人なんだという気持ちを抑えられなかった。だが忘れがたい過去。彼は思わず酒場に入った。酒に酔ったジョージは「俺こそ早射ちの名人」と怒鳴り、早速町の者を前に投上げられた銀貨を射抜き拳銃の冴えを示した。翌る日、シルヴァー・ラピッドを出た足で銀行を襲ったハロルドらが保安官に追われクロスクリークに逃げ込んで来た。その朝ジョージは教会へ行き司祭に昨日の行いを懺悔し、町の人達に、自分が早射ちの名人と分ればきっと挑戦者が現れ町の平和を乱すから自分は立退こうと申し出た。しかし彼を知る町の人は絶対に口外しないと誓い彼を町に留まらせた。町に入ったハロルドは酒場へ隠れた。ところが中にいた子供が、ジョージの昨日の早射ちを自慢した。追われるハロルドは、自分以上の名手がいると知って狂気じみた妄執に憑かれて、町民に早射ちの名人を出せと迫った。ジョージは、決闘に応じない。ルウが町の平和のため自らを犠牲にして前へ出た。それを見るやジョージは遂に拳銃をとった。ハロルドが近づいた。一瞬2人の拳銃が火を噴いた。やがて2つの墓が作られた。ハロルドとジョージの墓だ。がジョージの墓には7つの印を刻んだ拳銃が葬られただけ。ジョージは勝ち町は平和を取り戻した。

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作品データ

原題
The Fastest Gun Alive
製作年
1956年
製作国
アメリカ
配給
MGM映画
初公開日
1956年11月3日
上映時間
89分
製作会社
M・G・M映画
ジャンル
西部劇


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