むんじゅる笠-瀬底島の笠-:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
むんじゅる笠-瀬底島の笠-
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むんじゅる笠-瀬底島の笠-

2022年3月11日公開、92分
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沖縄の離島・瀬底島の伝統的特産品“むんじゅる笠”。その作り手・大城善雄氏と島の暮らしに5年間密着したドキュメンタリー。かつて島民の多くが作っていた“むんじゅる笠”。今やその伝統を受け継ぐのは、島唯一の男の神人・善雄氏たった1人となった。監督は「ふじ学徒隊」の脚本を手掛けた城間あさみ。

ストーリー

“むんじゅる笠”とは、麦わらと竹で作る日よけの笠のこと。放射状にならんだ麦わらは、つややかで美しいシルエットを持ち、軽くて涼しい。かつて沖縄では、強い日差しを避ける野良笠として各地で愛用されていたが、今は実用的な役割よりも、祭りや舞踊のモチーフとして知られている。舞台は、沖縄県本部町の西の海にある瀬底島。瀬底大橋が架かるまでは、シマチャビ(離島苦)の暮らしを余儀なくされた離島だった。生活の足は船。生活物資の運搬や通勤・通学等を担い、島人の暮らしを支えた。生活用水は雨。川や湧き水のない島では、水道が引かれるまでは、集落にため池、屋敷には甕やタンクを設置して雨水を貯めていた。水が不足すると本島のカー(井泉)の水を運んだ。かつて、瀬底島の多くの人が副業として“むんじゅる笠”を作り、材料が足りないときは、島外へ調達に出かけた。“むんじゅる笠”は瀬底島の特産品だった。現在、瀬底島でたった一人となった“むんじゅる笠”の作り手が、大城善雄さん。善雄さんは島の草分けの家“ウフジュク”の当主で、島唯一の男の神人(ウフシニヘー)である。この作品は、善雄さんの野良笠と踊り笠(琉球舞踊“むんじゅる”)の製作工程と瀬底島の神事、“むんじゅる笠”と共に生きた島の暮らしを描いたドキュメンタリーである。

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作品データ

製作年
2021年
製作国
日本
配給
海燕社
初公開日
2022年3月11日
上映時間
92分
製作会社
海燕社


[c]キネマ旬報社