悲愁(1959):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
悲愁(1959)
悲愁(1959)
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悲愁(1959)

1960年4月27日公開
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この映画に登場する主人公の1人シーラ・グレアムとジェロルド・フランクの原作を「頭上の敵機」のサイ・バートレットが脚色、「太陽の谷」のヘンリー・キングが監督したメロドラマ。撮影は「南太平洋」のレオン・シャムロイ、音楽をフランツ・ワックスマンが担当。出演は「渚にて」のグレゴリー・ペック、「旅路」のデボラ・カー、他にエディ・アルバート、フィリップ・オーバー、ハーバート・ラッドリー、ジョン・サットンなど。製作ジェリー・ウォルド。

ストーリー

美しいシーラ(デボラ・カー)はアメリカへ渡った。ロンドンの孤児院で育ち、コーラス・ガールから新聞のコラムニストになった女性である。ドネゴール卿が母の反対にもかかわらず求婚していた。北米新聞同盟のホイラーの力でディリー・ミラー紙のコラムニストになり、やがてハリウッド映画記者として辛らつな記事を発表した。彼女に特に反感を示す女優や、手なずけようとする製作者も出てきた。ハリウッドにボイコットされる恐れもあった。名評論家カーター(エディ・アルバート)のパーティで、作家スコット・フィッツジェラルド(グレゴリー・ペック)に会って親しくなった。カーターから、スコットには精神病院にいる妻と東部の学校に1人娘があると聞かされた。すでに小説の筆を絶ち、金に苦しみ、酒に溺れていた。製作者のハリスに脚本執筆を頼まれ、元気づいた彼はシーラを誘ってメキシコに行く。海に遊んだ日、彼は愛情を告げた。シーラは自分の生い立ちと本名がリリー・シールであることを告白した。2人の愛情はより深いものとなった。彼は彼女をいろいろと教育した。シカゴでのラジオ放送のため、シーラは彼と共に飛び立った。が、その夜、彼は長い間の禁酒を破った。例の脚本が採用されず、失職したからだ。泥酔し、彼女の放送をじゃまし、体をこわして倒れた。ホイラーから話を聞き、シーラは小説家として再起するよう勧めた。彼は決心し、禁酒を誓い、海辺の貸別荘で長篇「ラスト・タイクーン」を書き始めた。が、どの雑誌も連載を断ってきたので、シーラの留守中に泥酔し、帰った彼女に乱暴した。彼女は家を出た。その夜、彼は再び倒れたが、カーターの助けで再起し、執筆を続け始めた。シーラとも和解した。1940年クリスマス近い日、スコットは長篇を第6章まで書き進めた。翌年の春に出版されることも決まった。彼は希望にあふれ、シーラの愛に感謝した。が、ある日、心臓マヒで不帰の人となった。

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作品データ

原題
Beloved Infidel
製作年
1959年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス
初公開日
1960年4月27日
製作会社
20世紀フォックス映画


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