火の翼(1932・アメリカ):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
火の翼(1932・アメリカ)
火の翼(1932・アメリカ)
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火の翼(1932・アメリカ)

1932年公開、79分
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かつて「鉄腕の男」「陶酔の毒盃」をものしたジョージ・アーチェンボードが監督したもので、ディック・グレイスの原作を「愛の訪れ」「ブルドッグ・ドラモンド」のウォレス・スミスが脚色した。出演者は「戦時特務機関」「満蒙龍騎隊」のリチャード・ディックスを始め、「南海の劫火(1932)」「帰って来た恋人」のジョエル・マクリー、「狼火」「摩天楼の巨人」のメアリー・アスター、「太平洋爆撃隊」「七万人の目撃者」のドロシー・ジョーダン、「スパイ(1930)」「お気に召すまま(1932)」のエリッヒ・フォン・シュトロハイム、「米国撃滅艦隊」「ビッグ・マネー」のロバート・アームストロング等で、ラルフ・インス、ヒュー・ハーバートも出演。キャメラは「南海の劫火(1932)」「満蒙龍騎隊」のエドワード・クロンジェガーの担任である。

ストーリー

世界大戦が終結を告げたので、米国飛行隊に属していたギブスン大尉、レッド、ウッディーの各飛行士及び機械工のフリッツは、戦役で獲た勲章は生活の資にならず、失業と退屈とに閉口して居ます。4人は目的もなく浮浪の漂泊を続けます。ウッディーは妹のベストがいる筈だというので3人に別れてハリウッドへ赴き、そこで曲乗飛行士となります。一方3人はある夜貨物列車に密乗してロサンゼルスに来ます。3人はある晩ある映画劇場でプルミエールが行われた時に入場しようとしているウッディーに出逢います。ウッディーは3人を彼のアパートへ連れて帰り、4人で映画の曲乗飛行をやることに相談がまとまります。4人が働くことになったのは、某映画会社の有名な専制的な監督者フォン・フールストの下であります。そして彼らはフォン・フールストの指揮下に、危険極まりない堕落の場面を撮影するために出場させられます。監督は自分の妻であり、この映画の女主人公を演ずる女優のフォレット・マーシュが、ギブスンの昔の恋人だったことを知り大いに嫉妬を感じます。フォン・フールストは部下をして秘かにギブスンが操縦する飛行機をいじくって置いたので、ギブスンは海中に真逆様に墜落しますが、彼は辛うじて一命を取止めます。キャメラマンが素晴らしい場面が撮れたことを報告したのでフォン・フールストは大喜びをしますがフォーレットは卒倒してしまいます。スリルを気狂いのように追い求めて飽くことを知らぬフォン・フールストは遂にウッディーを殺して了います。ギブスンとレッドは亡き友のために復讐を誓い、監督を欺いて真暗な格納庫に誘い込み、レッドはフォン・フールストを射殺します。レッドをかばい、事件を暗に葬ってしまうためにギブスンは嵐を衝いて監督の死骸を機に乗せて暗夜に紛れて飛び出します。そして彼は故意に墜落し自分も死んで了います。レッドはただ一人取残されて撮影所を去り、ウッディーの妹と結婚します。

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作品データ

原題
The Lost Squadron
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
アール・ケー・オー映画社
初公開日
1932年
上映時間
79分
製作会社
RKOラジオ映画


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