小川貴之短編集「3つのとりこ」:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
小川貴之短編集「3つのとりこ」
小川貴之短編集「3つのとりこ」
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小川貴之短編集「3つのとりこ」

2022年4月23日公開、91分、コメディ/SF/サスペンス・ミステリー
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さまざまな短編を製作してきた小川貴之監督の劇場初公開作品。何かに心奪われて運命の岐路に立つ人々を3話からなる短編でつなぎ、先の読めないスリリングなストーリーが展開する。謎のバルーンが出現した東京を舞台に、失踪した息子を捜す母と息子の恋人を追いかける「それは、ただの終わり」、憧れの宇宙飛行士への取材を控えたサイエンスライターの宇宙観をめぐる「ASTRO AGE」、妻に内緒で釣りに興じる男の失敗と狂騒の顛末「つれない男」で構成される。「親密な他人」の黒沢あすか、「真夜中乙女戦争」の山口まゆ、「初恋」の小西桜子、劇団南河内万歳一座のベテラン・荒谷清水などが出演。撮影は3編とも平野礼。物語を彩る都市とノスタルジックな風景の対比など、ロケーションも見どころの一つ。

ストーリー

「それは、ただの終わり」=有害物質を放っているとされる正体不明のバルーンが浮遊する東京で、ある日忽然と姿を消した大学生の臣(おみ)。手がかりを求めて上京した臣の母・衣舞(えま)は、息子の恋人・みどりとともにその消息を探る。話がすれ違う2人だったが、やがて臣は生死に関わる危険にさらされているのではないかという疑念が浮かび上がる。「ASTRO AGE」=若手サイエンスライターのみさきは、有人小惑星探査ミッションを成功させて地球に帰還した宇宙飛行士へのインタビューを任される。夢のようなオファーに張り切っていると、叔母からインタビューの練習を勧められ、半ば無理やり身近にいた宇宙ファンの話を聞くことに。いまいち乗り気になれないみさきだったが、やがて思いもよらない宇宙観に遭遇する。「つれない男」=男は毎朝スーツに身を包み、妻に見送られて家を出る。しかし向かうのは会社ではなく、いつもの川。素人の釣り人をあざ笑い、ただひたすら釣るのだったが――その夜、帰宅した男は自分のしくじりに呆然とする。

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作品データ

製作年
2022年
製作国
日本
配給
六本企画
初公開日
2022年4月23日
上映時間
91分
製作会社
六本企画
ジャンル
コメディSFサスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社