パレスチナのピアニスト:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
パレスチナのピアニスト
パレスチナのピアニスト
-

パレスチナのピアニスト

2022年7月2日公開、61分、ドキュメンタリー/社会派/ヒューマンドラマ
11
2
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

パレスチナ自治区のラマッラに住む青年モハメド・“ミシャ”・アーシェイクが、紛争、人種、宗教、国境、さらには新型コロナなどの数々の壁に翻弄されながらも、諦めずにプロのピアニストを目指して奮闘する姿を、13歳から17歳になるまで4年間追い続けた音楽ドキュメンタリー。監督はテルアビブ大学映画テレビ学部を卒業し、数々のテレビや映画のドキュメンタリーを監督してきたアヴィダ・リヴニー。イスラエルの映画製作者が、アラビア語やロシア語が話せるスタッフたちと共に、パレスチナ人の青年が音楽と夢を抱えて「ボーダー」を超えていく姿にカメラを向けた。

ストーリー

プロのピアニストを夢見るモハメド・“ミシャ”・アーシェイクは才能ある10代のピアニスト。ピアノを始めてわずか3年後には国際ピアノコンクールで優勝を果たした。それも一日3、4時間という限られた練習時間で。練習時間が少ないのは、彼が住んでいる場所が特殊な場所だからだ。ミシャの父はパレスチナ人、母はロシア人で、一家はイスラエルと紛争を抱えているヨルダン川西岸地区中部のパレスチナ自治区ラマッラに住んでいる。ミシャのピアノの先生はロシア出身のユダヤ系イスラエル人。先生が住むエルサレムまでは車で1時間の距離だが、途中でイスラエルがパレスチナとの境界に設置しているカランディア検問所を通らなければならないので、たっぷり3時間はかかる。しかも、政情不安があれば、しばしば検問所は閉じられてしまう。決して恵まれた環境ではないなか、ミシャはパレスチナ、イスラエル、ロシアを行き来しながら次第に才能を開花させてゆく。将来は医師になれという父からのプレッシャー、自由に行き来できない国境、そしてコロナ禍という障害が加わるも、ミシャはピアニストとして幸せな人生を生きる夢を叶えるために挑戦を重ねていく。

予告編・関連動画

紛争、人種、宗教などに翻弄されながらピアニストを目指す青年『パレスチナのピアニスト』予告編

予告編

2022/6/8(水)更新

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The Pianist from Ramallah
製作年
2020年
製作国
イスラエル
配給
ユナイテッドピープル
初公開日
2022年7月2日
上映時間
61分
製作会社
Evanstone Films=T.H. Productions
ジャンル
ドキュメンタリー社会派ヒューマンドラマ


[c]キネマ旬報社