風浪の一夜:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
風浪の一夜
風浪の一夜
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風浪の一夜

1925年公開
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ハリー・ヴァン・ティルザー氏とアーサー・J・ラム氏合作の流行歌「悩める人々の住家」に基づき、フレデリック・ストワース氏が脚色し、本年度プリファード映画監督者の一人に選まれたジェースム・P・ホーガン氏の第二回監督作品で、主役は一時映画界を退いていた前パラマウントのスターなるエセル・クレイトン嬢、「懦夫奮記せば」「漂泊える吾子今宵何処?」等出演のカレン・ランディス氏、「アラビアの恋」「モヒカン族の最後(1920)」等出演のバーバラ・ベッドフォード嬢、「ロビン・フッド(1922)」「怒涛の彼方へ」等出演のサム・ド・グラッス氏等で、その他にもプリシラ・ボナー嬢、フィロ・マッカロー氏、エディ・フィリップス氏等が出演している。

ストーリー

ボーリンは恋している男ジョン・ドウスンを棄てゝ町第一の金滿家マーティン・クレイグの妻となつたが、夫は頑固な男で、彼女は、涙の日を送っていた。二人の間にビルと云う子供が生まれた後クレイグは妻がドウスンと関係があると誤解し、子供も自分の子でないと信じて二人を家から追出した。ボーリンは子供を連れボートに乗って本土へ行く途中暴風雨に襲われボートは覆えり、漁夫に救われたが、子供は死んだと信じてニューヨークへ出て、「悩める人々の住家」と呼ばれた婦人救濟院に勤めることになる。ビルも救われて父の許へ帰されたが、妻を憎むクレイグはビルに母は不信な母であるように教え込んで育てることになった。ビルが一人前の男になつた頃。彼にはマーサという美しい恋人が出来たが、フリッツと云う男はマーサを恋していてビルとマーサの仲をクレイグに悪く告げたのでクレイグはマーサを町から追出した。マーサはニューヨークでボーリンに救われ、ボーリンは彼女を恋人たるビルの手に返してやろうと、彼女を連れて昔住み慣れし漁村へ帰つて来る。二人がボートでバンケットの村へ行く途中、再び暴風雨は起つてボートを覇えしたが、二人はビルによつて救われる。クレイグはポーリンを見てビルに彼女こそ昔彼らを棄てた不貞な母であると告げるので、若者の一図に母を憎んでいたビルは村人の手に母を渡して苦しめようとしたが、肉親の情はビルの心に湧いて、彼は母を救出し、クレイグも我が非を悟つてボーリンに謝し、長く離れていた夫婦母子は始めて幸福な生活に入ることが出来た。

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作品データ

原題
The Mansion of Aching Hearts
製作年
1925年
製作国
アメリカ
配給
松竹
初公開日
1925年
製作会社
プリファード映画


[c]キネマ旬報社