覆面の踊子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
覆面の踊子
覆面の踊子
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覆面の踊子

1924年公開
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ルドルフ・ロタール氏原作の小説をジョン・リンチ氏が脚色し、バートン・キング氏が監督したもので、主役は「胡蝶春秋」「音なき警報」等出演のヘレン・チャドウィック嬢及び「お化粧兵隊」「愛欲外道」等出演のローウェル・シャーマン氏が勤め、レスリー・オースティン氏、アーサー・ハウスマン氏、ジョセフ・キング氏等が助演している。

ストーリー

良人に飽きられていることを自覚したロバート・ポウエル夫人は家庭的な婦人だったが良人の愛を取り戻すために素敵な計画を思い付いた。彼女はまだ若く美しかったので、クラブロイヤルというブロードウエイでも大きいキヤバレエに覆面踊り子となって出現した。新聞もこの何者とも知れぬ疑問の美人ダンサーに付いて色々に書き立てた。好奇心に駆り立てられたポウエルは早速出掛けて我が妻とは知らず覆面美人に恋してしまった。しかし彼女に恋想したのは彼1人ではなかった。インド王族マデエ・アザアル公爵も熱心な崇拝者だった。公爵の友人フレッド・シンクレアはポウエル夫人を恋して失恋した男で悶々の情を医すべくインドへ漫遊したことがあった。彼は帰米してポウエル夫人を訪れ彼女が何かしら悩んでいることを知って何時でも夫人の危急の場合には力を貸すことを約束した。マデエ公爵は覆面美人に高価な賜物を捧げまた立派な邸宅を借りてやった。そして彼は切りに彼女に共にインドへ行くことを勧めた。彼女はしかしポウエルを好んでいるらしくある晩彼を件の邸宅へ案内した。ポウエルは覆面美人に不思議な魅力でひきつけられることを告白した。彼は愛の言葉を飽きることなく述べ続けて遂に暁に及んだので覆面美人は己が部屋へ退き、ポウエルはソファの上に仮眠した。目が醒めるとダンサーは未だ覆面をしていた、そして彼に駆け落ちしてくれと言った。しかし良心の責められたポウエルは妻があることを告白した。覆面美人は覆面を取った。そしてポウエルの浮気を責めた。そこへマデエ公爵が来て召し使いたちにポウエルを捕らえさせ、覆面美人が奴隷としてインドへつれ去ると言った。その時彼女が良人に覆面を取って見せる前に電話をかけて置いたシンクレアが現れて、公爵にポウエルとダンサーが夫婦であること、良人の愛を試すためにダンサーとなったことを説明した。かくて夫婦は元の鞘に納まった。

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作品データ

原題
The Masked Dancer
製作年
1924年
製作国
アメリカ
配給
東西映画社
初公開日
1924年
製作会社
プリンンパル映画


[c]キネマ旬報社