デイヴィッド・ラッド
Nello
ウィーダの小説を映画化したジェームズ・Ｂ・クラーク監督作品。脚色はテッド・シャーデマン。撮影をオットー・ヘラー、音楽をパル・サウテルとバート・シェフターがたんとう。出演するのはデイヴィッド・ラッド、セオドア・バイケルら。製作はロバート・Ｂ・ラドニッツ。
ストーリー
1900年、ここはベルギー、フランダース地方の農村。ネロ（デイヴィッド・ラッド）は12歳の少年で、貧しい祖父ダース（ドナルド・クリスプ）に育てられた。生まれつき絵をかくことが好きで、ルーベンスのような偉い画家になる夢を抱いている。いつものように祖父と町へ牛乳を売りに行った帰り、風景画を写生していたピエットという画家を見つけた。ネロはクリスマスに町で行なわれる児童画のコンテストに自分の出品する考えだ。帰路についたネロは死にかけていた犬を助け、家で飼うことにした。名前をパトラシとつけたのは、ルーベンスの愛犬がその名だったからである。パトラシはその後元気を取り戻した。ある日、町へ出たネロが銅像を写生していると、画家のピエットが通りがかり、画のかきかたを教えてくれた。そしてピエットのアトリエを見せてもらったネロは、コリーというモデルを紹介された。数日後、ネロが町に出ると犬のパトラシが元の持主ハートッグに見つかり、すんでのことで連れて行かれるところを、画家のピエットに助けられた。執念深いハートッグはネロの家にのりこんできたが金持ちのコージュスが仲裁に入った。口輪をはずされたパトラシはうなり声をあげてハートッグを追ったため、彼は粉ひき場の風車にはねられて死んだ。コージェス家の女の子アロイスはいつもネロの味方になって、パトラシをかわいがった。まもなくネロの祖父が世を去った。ネロは職さがしに出たが、誰も雇ってくれず、児童画コンテストにも落選した。失意のネロはピエットを訪ねたがコリーとアムステルダムに出かけて留守だった。クリルマスの日、ネロはアロイスにパトラシを預け、遠くへ行く決心をしたが、その前にもう1度寺院にあるルーベンスの絵を見たいと思った。顔見知りの僧は傑作「十字架降ろし」を見せてくれた。すばらしさに我を忘れていると、いつの間にか、ピエットとコリーが背後にいた。愛犬パトラシが案内してきたのだ。
スタッフ
監督
ジェームズ・Ｂ・クラーク
脚本
テッド・シャーデマン
原作
ウィーダ
製作
ロバート・Ｂ・ラドニッツ
撮影
オットー・ヘラー
音楽
ポール・ソーテル
音楽
バート・シェフター
美術
Nico A. V. Baarle
編集
Benjamin Laird
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- A Dog of Flanders
- 製作年
- 1960年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- 20世紀フォックス映画
- 初公開日
- 1961年10月26日
- 製作会社
- 20世紀フォックス映画
[c]キネマ旬報社
こちらもおすすめ
PR
「東京ロケーションボックス」が話題作のロケ撮影を支援！驚きの撮影秘話から魅力に迫る
PR
日本×台湾が舞台のラブストーリー。レビューやインタビュー、台湾現地からの情報も満載！
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
乃木坂46 1期生・高山一実がアイドルを目指す少女の10年間を描いた『トラぺジウム』を徹底解剖！
PR
映画ファンにこそ観てほしい！”異色"ヒーローアニメの魅力をたっぷりお届け
PR
映画ファンにこそ知ってほしい「スターチャンネルEX」の魅力に迫るコラムやインタビューを掲載
PR
陰謀渦巻く時代を圧倒的スケールで描写！全話レビューやコラムでその魅力を深堀り
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
