ブラウン野球虎の巻:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ブラウン野球虎の巻
ブラウン野球虎の巻
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ブラウン野球虎の巻

1932年公開
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「選手の後に娘あり」「四十八手の裏表」のジョー・E・ブラウンが主演する映画。「無冠の帝王」のロバート・ロード、「スパイ」のアーサー・シーザー、レイーエンライト三人共同合作の脚本により「天才の妻」「四十八手の裏表」のロイド・ベーコンが監督に当たり「支配する声」「選手の後に娘あり」のソル・ポリートが撮影した映画で、「夜の大統領」「氷原の彼方」のエヴァリン・ナップ、新進リリアン・ポンド、「腕の男」のガイ・キッピー、リチャ5ード・カール、ジョージ・ミーカー、アディー・デヴァイン、巨人軍で鳴らしたマイク・ドンリン等が助演している。

ストーリー

「スモーク・ポール」のジョー・グランドは田舎町の消防隊の副長で、同時に町の野球団随一の怪腕投手であるが、野球を軽蔑し、消防に専心傾倒している。彼は消防隊長の娘サリーと相愛の間柄であったが財産のできるまで結婚を延期している。彼は「火消し玉」という極めて便利な消化器を発明するが、どこの銀行でも援助してくれない。で、彼は前から話のあった大リーグからの勧誘に応じることにしてカーチナルス軍に配流。彼の怪腕は益々冴えてくるが消防のサイレンが聞こえるたびにゲームを忘れてしまうのでマネージャーと始終口論ばかりしていた。有名になるにつれて悪い女が彼の金を狙うようになり、「火消し玉」の特許にかこつけて次第に金をまき上げる様になる。サリーが心配して田舎から出て来た時には彼はジューンというブロンドと婚約した後で、彼女は怒って故郷に帰る。世界的争覇戦の決勝の朝、彼は突如、某火災保険会社から重要な手紙をもらうので万事を忘れ、火消し玉の実験のためにその会社社長に会いにいく。ジョーがいなくなるのでカージナルス軍は代理投手を出して闘うことになる。ジョーの「火消し玉」の実験はうまく行かず消防隊が出動する直前にようやく鎮火する。但し、実験は満足で巨額の権利金が彼の手に入る。その時、消防隊長がジョーを認める。隊長はカージナルス軍の勝利に賭けていたので気の進まない彼を名誉隊長にするという約束で無理にグラウンドへ連れていく。ジョーの現れた時はすでに九回の表で敵軍二点勝ち越しで一同絶望していた。彼は一挙に三打者を打ち取り、次のイニングに三塁打をカッ飛ばし、二走者を生還させ、最後に奇想天外な滑り込みで勝利を得る。ジョーはそこで、とるものもとりあえず故郷へ急行し、サリーと結婚式をあげた。

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作品データ

原題
Fireman, Save My Child
製作年
1932年
製作国
アメリカ
初公開日
1932年
製作会社
ファースト・ナショナル


[c]キネマ旬報社