香港の流れ者たち:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
香港の流れ者たち
香港の流れ者たち
3.8

香港の流れ者たち

2023年12月16日公開、112分
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香港でホームレスが強制退去させられた“通州街(トンジャウ)ホームレス荷物強制撤去事件”をベースに、移民問題や貧困層を蝕む薬物などの社会問題を浮き彫りにしたドラマ。刑務所を出たファイは、ホームレス仲間と再会し、再び高架下で暮らし始めるが……。出演は「エグザイル/絆」のフランシス・ン、「毒舌弁護人~正義への戦い~」のツェー・クワンホウ。新世代の香港映画の俊英ジュン・リーの長編第2作。

ストーリー

刑務所を出たファイは、雑多で陰鬱な街・シャムスイポーへ戻り、出所祝いにラムじいからもらったクスリをさっそくキメる。ホームレス仲間で皿洗いのチャン、ヤク中のダイセン、車椅子のランたちと再会し、再び高架下で暮らし始めるファイ。ところがある晩、事前通告なしにやってきた食物環境衛生署によって、ファイたちは家も身分証明書も何もかも失ってしまう。新人ソーシャルワーカーのホーは、彼らのために裁判を起こし、政府に賠償と謝罪を求める。ホーはベトナムからの難民であるラムじいの家族探しを手伝い、ファイの健康を心配して通院を勧め、彼らをできる限りサポートしていく。一方、ハーモニカを吹く失語症の青年に出会ったファイは、彼に“モク”という名を与える。モクと新しい小屋を建て、心を通わせていくファイ。建設中のマンションに忍び込み、見下ろした夜のシャムスイポーの街には、人々の生活の息吹が感じられるまばゆい光の海が広がっていた。ファイはモクに、静かに語りかける。“シャムスイポーは貧乏人が住む町だ。高級マンションを建てて、貧乏人はどこへ行く?”政府から賠償金として2000香港ドルずつ受け取れることになり、喜ぶダイセンたち。ただ、ファイだけが謝罪なしの賠償金は受け入れないと拒絶し、彼らは散り散りになってしまう。ひとり高架下に残ったファイ。賠償も謝罪もないまま、彼らは冬を越せるのか……。

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作品データ

原題
濁水漂流
製作年
2021年
製作国
香港
配給
cinema drifters=大福
初公開日
2023年12月16日
上映時間
112分
製作会社
宇鯉影業有限公司=滿滿額創作香港有限公司=羚邦控股有限公司

[c]mm2 Studios Hong Kong
[c]キネマ旬報社