命を賭ける男(1937):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
命を賭ける男(1937)
命を賭ける男(1937)
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命を賭ける男(1937)

1937年公開
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「第二の女」「襤褸と宝石」のゲイル・パトリック、「シスコ・キッド(1935)」「特高警察」のリカルド・コルテス、「将軍暁に死す」「女罠」のエイキム・タミロフが共演する映画で、オリヴァ・H・Pギャレットの原作を「歌へ陽気に」のウォーレス・スミスと「親分はお人好し」のイヴ・グリーンが協力脚色し、「呪われた女」「少年G戦線」のエドワード・ルドウィグが監督に当たり「呪われた女」のレオン・シャムロイが撮影したもの。助演者は「ローズ・ボール」のトム・ブラウン、「巌窟王(1934)」のルイス・カルハーン、新進のジューン・マーテル、ドロシー・ピーターソン、ラルフ・ハロルド、ジャック・ラルー等の面々である。

ストーリー

マーティンは表面株式仲買人をしているが、彼こそニューヨーク切ての大賭博師で仲間うちでスペード・マーティンといえば誰知らぬ者もなかった。妻のナタリーは彼を愛していたが、賭博師を夫としては本当の幸福な夫婦生活は出来ないことを痛感して離縁話を持ち出した。マーティンはそれを思い止まらせることに成功したが、その代わり賭博からは綺麗に足を洗うと約束した。マーティンは弟のチックにかねがね決して賭博をやってはならぬと言い聞かせていた。チックは兄がニューヨーク切っての賭博師であることは知らなかったが、やはり賭博好きでマーティンの元の仲間を相手に賭博を始め大金を得た。彼らはこの若者を負かすのはスペード・マーティンの外にはないと思い彼に救いを求めた。マーティンは足を洗ったところではあるが、弟を懲らしめて心を入換えさせようと思い承知した。チックは名高いスペードが兄だと知って驚いたが、運は彼を離れずさすがのマーティンもチックを負かすことが出来ない。マーティンは今まで一度もイカサマをしたことがなかった。彼の仲間でイカサマをするとその罰には死が与えられる掟であった。しかしこの場合マーティンは止むを得ず初めてイカサマを用いてチックを負かした。弟は名高いスペード・マーティンもイカサマ賭博師だったかと軽蔑し、一生賭博はしないと言って去った。弟が賭博常習者となることを救ったマーティンは、勝った金を持ってナイト・クラブへ行き、仲間にその金を返し静かに掟の下るのを待った。そのナイト・クラブではナタリーが日頃の望み通り歌い手として働いている。マーティンは妻を思い、弟を救ったことに安心して、仲間の掟通り銃弾に倒れた。

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作品データ

原題
Her Husband Lies
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1937年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社