便利な結婚:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
便利な結婚
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1930年公開、コメディ
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ニューヨークブロードウェイで当たりをとったジーグフェルドの出し物、オットー・ハーバッハ、オスカー・ハマースタイン2世、ジェローム・カーン3氏合作のミュジカル・コメディーを映画化したもので、ハンフリー・ピアソン、ヘンリー・マッカーティー両氏が脚色し、「恋の走馬灯」「君知るやわが悩み」のウィリアム・A・サイターが監督し、「棘の園」「愛の曳綱」のアーネスト・ホーラーがクランクした。主演者は「恋の花園」に初出演の喜歌劇女優マリリン・ミラーで助演者は「明日の結婚」「歓楽の孤児」のローレンス・グレイ、「放浪の王者(1930)」のO・P・ヘギー、「狼火」のバーバラ・ベッドフォード、クライド・クックの他舞台にその名を知られたジョー・ドノヒュー、マッケンジー・ウォード、イネズ・コートニーなどである。

ストーリー

可愛い踊り子としてもてはやされていたサニーは、若い米国人トム・ウォレンが彼女の働いているサーカスへ見物に来た時ふと見初めてしまった。だがトムの方では気がつかない。サニーに想いを寄せているウェンデル・ウェンデルはサニーの父親ピータースンから結婚の許しを得たが、彼女はこれを嫌い無理強いされるなら家出してしまうと父を脅す。サニーの気持ちはようやくトムに判ったがトムは近々アメリカへ帰る自分の身を語って恋を諦めてくれと言う。いよいよトムが出発する日、父親が衣服を持って行ってしまったのでサニーは道化の衣裳で愛人を見送りにいく。ところが彼女を荷揚げ人足と間違え船員はサニーに積み荷を命じ、そのまま彼女は船から降りられなくなってしまう。一方犬を売りに来た父親ピータースンも同じく船へ居残りとなる。かくして船が大西洋へ出た時サニーは密航者として発見されたが、結局航海中得意の踊りで旅費を稼ぐことになる。父親の方は父親の方で甲板掃除にこき使われる、。そのうちサニーはトムにマーシアという婚約の女のあることをしり、また旅行免状を持たない自分はアメリカに上陸でき難いことを知るが、イギリスへ帰れば大嫌いなウェンデル・ウェンデルと結婚しなければならないので、あくまでトムの傍から離れまいと決心す。幸いジムという気軽な若者がいたので、この男の妻として上陸するように頼み込む。こうしてサニーはジムと結婚して造作なく上陸した。やがてある有名な遊覧地に体育場を開いた時ジムはサニーを自由の身にするため離婚しようとしたくしていたが、それがまだ実現しないうちにジムの本当の恋人ウィーニーがウェンデル・ウェンデルに連れられて訪れる。ウィーニーがサニーを見て誤解るす。サニーがトムと会っているのを見たマーシアは彼女への面当てからトムとの結婚披露を近く催す舞踏会で発表しようと言いだす。だがその当日になり恋を諦め寂しくイギリスへ帰るというサニーの気の毒な様子に、マーシアも自分の意地を捨て我から進んでトムとの婚約を破棄する。そこで今までためらいがちであったトムも天下晴れて愛するサニーを抱くことが出来た。

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作品データ

原題
Sunny
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
W・B・F・N社
初公開日
1930年
製作会社
ファースト・ナショナル映画
ジャンル
コメディ


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