砲煙:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
砲煙
砲煙
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砲煙

1931年公開
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「征服群」に次ぐリチャード・アーレン主演映画で、「征服群」「危険なる楽園」の共同脚色者グローヴァ・ジョーンズ及びウィリアム・スレーヴンス・マクナットが書きおろしたものを、「征服群」と同じくエドワード・スローマン監督、アーチー・スタウト撮影、のスタッフによって作られた。助演者は「脱線泥棒」「名門芸術」のメアリー・ブライアン、「珍暗黒街」「略奪者」のウィリアム・ボイド、「巴里選手」「凸凹海軍」のユージーン・ボーレット、「噂の姫君」「友愛天国」のルイズ・ファゼンダ等で、その他にもチャールズ・ウィニンジャー、ウィリアム・V・モング、ガイ・オリヴァー等が出演している。

ストーリー

ケッヂ・ダーヴァスとその一味の悪党共は官憲の追求が厳しいので、ほとぼりが冷めるまで都落ちをしてアイダホ州のバンセンという村に乗り込んで来た。資本家という触れ込みに一杯食わされた村民達は大いに歓迎したが、ブラッド・ファーレーのみは怪しいとにらんで、それとなく監視することに決心した。ブラッドは大農場の持ち主たるスウ・ヴァンシーに恋していたが、彼女はブラッドが牧童の親分株みたいな境遇に満足していて、都会に出掛けて実業家になろうという気もないので、ブラッドと彼女との仲はいよいよ疎遠になった。ある日スウはケッヂと共に彼女の所有の山林を観察していると、1人の男が金鉱脈が発見されたことを知らせた。農場へ帰ってケッヂは金鉱を横取りするためにまずその発見者を殺してしまった。そして町から来た役人も殺され、スウ等数名の者は監禁されて厳重に見張りされた。さらにケッヂは東部から多数の配下の者を呼び寄せて村全体を乗っ取らせてしまい、他の町との交渉を完全に断ったのである。ところが監禁されていた1人が中国人の料理人に助けられて脱出し、ブラッドに事の次第を知らせた。ブラッドとその配下の牧童達は、潜入しているケッヂ一味の無頼漢共と戦って彼らを捕縛した。ケッヂは早くも風を食らって、スウを伴って山越えに高飛びした。ブラッドは懸命に追跡した。物凄い銃声が山間にこだました。やがてその砲煙が消えた時ブラッドは首魁ケッヂを倒し、正直な牧童の愛に迷いの夢醒めたスウを抱いて、バンセンの村へ帰ったのである。

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作品データ

原題
Gun Smoke
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社