ほほえみの街:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ほほえみの街
ほほえみの街
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ほほえみの街

1932年公開
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ジョン・ゴールデン、ヒュウ・S・ステンジ合作の舞台を「脱走兵」のソニア・レヴィーンが脚色し、「バッド・ガール」のフランク・ボーゼージが監督し、「脱走兵」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影した映画で、主なる出演者は「再生の港」のチャールズ・ファーレル、「狼火」のマリアン・ニクソン、「バッド・ガール」のミナ・ゴンベル、「餓鬼娘」の老ウィリアム・コリアー・シニア、ジョセフィン・ハル、ウィリアム・パウレイ、ノラ・レーン等である。

ストーリー

若いピーターとシドニーはかねてから恋中だったが互いに貧乏なので急には結婚できないと知り、毎月僅かばかりの給料の中を割いて結婚費用を貯めていた。シドニーの母親エルシーというのは元来怠け者で夫の人の良いのをいいことにして絶えず不平ばかり言っていた。そして夫の目を盗んで自分の家に間借りするマルカムという男と懇ろにしていた。彼女の妹のフローレンスの家を借り、ここを情婦との密会所にしていたが遂に見るに見かねたフローレンスが部屋を貸すことを断るや、夫と娘のシドニーを置いて情婦と駆落ちしようと考えるにいたった。彼らの住む貧乏長屋のひとつに最近女房に死に別れたビアズレイというチューインガム職人が住んでいる。自分も寡婦暮らしなのでピーターの母親パイパー婦人はこのビアヅレイといつしか親しくなっていた。そして息子ピーターが永いかかって貯めた金を新しい商売の元手として男に貸してしまう。その頃ピーターは日頃の勤勉報いられ会社から給料を上げてもらうが丁度その時恋人、シドニーの母親が情婦のマルカムと逃げ、後に残されたウィリー婦人が病気になってしまうので折角の金も立ち所に薬代に消えてしまった。しかし若い二人はこうした障害にも屈せず楽しい未来の空想を捨てなかった。やがて六ケ月の月日が流れた。ビアズレイの始めた新しい仕事も順調に進んでいるのでピーターの母親も機嫌がいい。しかし息子の結婚に対してはなかなかいい返事をしなかった。シドニーは娘心の狭さから性急に同棲生活を始めようと愛人に提議するがピーターはこれを戒める。折から、堕落したピーターの母親も帰ってきて父親をよろ喜ばしたが結局それはマルカムと南米へ赴くための暇ごいだったことが判って一同を失望させた。が、それと同時にヴァーヅレイの仕事の成功からピーターは四千ドルという大金をもらうことになる。これは以前彼の母が用立てたピーターの貯金が数倍になって来たものだった。かくて生活上の不安も一掃されたのでピーターとシドニーの結婚は実現された。

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作品データ

原題
After Tomorrow
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
フォックス
初公開日
1932年


[c]キネマ旬報社