ボーイズ’ン・ザ・フッド:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ボーイズ’ン・ザ・フッド
ボーイズ’ン・ザ・フッド
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ボーイズ’ン・ザ・フッド

1992年2月8日公開、112分
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異なる人生を歩み始める3人の黒人青年を中心にロスの犯罪多発地帯サウス・セントラルの実態を描く問題作。映画公開中に発砲事件が発生し話題を呼んだ本作は、衝撃的な黒人社会の現実が率直に描かれている。監督・脚本はUSC大学映画学科出身の23歳の新鋭ジョン・シングルトン、製作は「ミザリー」のスティーヴ・ニコレイデス、撮影はチャールズ・ミルズ、音楽はグラミー賞受賞のベーシスト、スタンリー・クラークが担当。第4回東京国際映画祭特別招待作品。

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ストーリー

1984年、サウス・セントラル。学校で黒人問題を提起し騒ぎを起こした10歳の少年トレは、母から別れた父フューリアス(ローレンス・フィッシュバーン)へと引き取られた。金融業者の父はトレに厳しさの中にも暖か味のある教育をした。無論、黒人としての社会意識を教えることも忘れなかった。近所には、ダウボーイとリッキーという父親も性格も異なる兄弟が住んでいて、彼らは良い友達となった。7年後、真面目な青年に成長したトレ(キューバ・グッディング・ジュニア)は、不良となったダウボーイ(アイス・キューブ)や母に溺愛されフットボールの名選手となったリッキー(モーリス・チェスナット)との友情を大切にしていた。ただ恋人のブランディ(ニア・ロング)が体を許してくれないことは不満だったが。周囲の環境は悪くなっていた。ストリート・ギャングたちが銃を乱射し合う日常。リッキーは大学でプレイするためにトレと共に大学の入学資格試験を受けるが、結果は自信がなかった。そんな2人をフューリアスは危険地帯コンプトンに連れ出し、周囲の人々に問題意識の高揚を訴えた。その姿を見て、トレは感動した。一方、リッキーの兄のダウボーイは母親に疎まれ、麻薬の取引に手を出していた。ある夜、彼はトレたちを巻き込んで敵対するギャングと小ぜりあいを演じた。帰り道、トレは黒人警官からギャングのように扱われるという屈辱を受ける。彼はブランディの部屋で「もうこんな街はいやだ」と涙を流した。その夜、2人は結ばれた。やがて、その夜の報復としてリッキーが殺された。大学合格の通知も知らずに。親友の死で怒り心頭に達したトレをいさめるフューリアス。だが、彼はダウボーイと共に姿を消した。しかし、トレはダウボーイが仇に復讐の銃弾を打ち込む前に車から降りた。家に戻ったトレは父としっかり抱き合った。ダウボーイが殺されたのはそのすぐ数日後のことだった。

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作品データ

原題
Boyz'n the Hood
製作年
1991年
製作国
アメリカ
配給
コロンビア トライスター映画
初公開日
1992年2月8日
上映時間
112分
製作会社
コロンビア映画作品


[c]キネマ旬報社