坊や:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
坊や
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1929年公開
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「シンギング・フール」のソニー・ボーイを演じて発声映画のジャッキー・クーガンといわれるデヴィー・リー君の主演映画で、レオン・ザードー氏の原作を「シンギング・フール」「母なれば」のC・グレアム・ベイカー氏が脚色し、「母よ愚かなれ」のアーチー・L・メイヨ氏が監督、「母なれば」「裁かれる魂」のベン・F・レイノルズ氏が撮影したもの。助演者は「シンギング・フール」「殿様専門娘」ベティー・ブロンソン嬢、「恋の勝馬」「マラソン結婚」のエドワード・エヴァレット・ホートン氏、「燃ゆる人魚」「海洋児クーガン」のガートルード・オルムステッド嬢等を始め、ジョン・マレイ氏、ルシー・ボーモン夫人、ジェッド・プラウティー氏等である。

ストーリー

ウィニフレッドはニューヨークにいる姉のメエリーから直ぐ来てくれという電報を受取って、また夫婦喧嘩だろうと思いながら出掛けた。ところが今度は何時もと違った大喧嘩で夫婦は別居することになり、欧州旅行へ赴く良人のハミルトンは1人息子のソニーを連れて行こうとしているのであった。ウィニフレッドはこっそりとソニーを田舎へ連れて行ってかくまう事に相談が纒り女中の着物を着て大きなバスケットにソニーを入れ、表に張込んでいるハミルトンが雇った探偵を欺いて駐車場へ急いだ。ハミルトンの顧問弁護士ソープは休暇で田舎へ出掛けることになり彼のアパートメントは2、3日留守になるということをウィニフレッドは聞き込み、汽車に乗遅れて困っていた際とて一晩ソープの部屋で泊ろうと決心した。ソープ夫人と名乗って鍵を借り先ずソニーを寝かしつけてからメエリーに事の次第を電話で知らせた。ほっとする間もなく思いがけなくソープの両親がフィリピンから帰ったといってやって来て、ウィニフレッドを倅の妻だと思ってしまった。一方気狂いのようになったハミルトンは弁護士のソープを汽車から引摺り降してソニーを探すのを手伝って貰うことになりソープをクラブに連行した。倅夫婦が喧嘩したのだと思ったソープの父はクラブに電話をかけて女房と仲直りをしろといった。怪しんで帰宅したソープは妻になってる見知らぬ女が美しいので否定しなかった。ウィニフレッドはいい加減な嘘を吐いた。そしてソープの隙をみて窮場を姉のメエリーに知らせた。その電話を聞いて彼女がウィニフレッドであることを知り、何食わぬ顔で彼女の部屋に入って来て着物を脱ぎ始めた。ウィニフレッドが困り切っているところへメエリーが駈付けて来たが、メエリーを追って来たハミルトンは妻がソープと密会しに来たのだと邪推してソープに食ってかかった。そこへウィニフレッドとソニーとが立現れたので誤解はとけ、メエリーとハミルトンは仲直りしてソニーを連れて帰宅した。ウィニフレッドは嘘から出た真事でソープと結婚することになった。

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作品データ

原題
Sonny Boy
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
W・B・F・N社輸入
初公開日
1929年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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