僕の武勇伝:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
僕の武勇伝
僕の武勇伝
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僕の武勇伝

1932年公開
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「チャンプ(1931)」「スキピイ」のジャッキィ・クーパーが主演する映画で、ウィリアム・ジョンストン作の物語「リンピイ」Limpyを「夜歩きパリ雀」「ニュウムーン」と同じくフランク・バトラーとシルヴィア・サルバーグが共同脚色し、「燃ゆる海原」「南方の放浪者」のハリー・ポラードが監督、「キューバの恋唄」「印度の寵児」のハロルド・ロッソンが撮影した。助演者は「都会の世紀末」のチック・セールを始め、「希望の星」「大飛行船」のラルフ・グレイヴス、「少年時代」のドロシー・ピーターソン、「ビッグ・トレイル」のアンディー・シューフォード、オスカー・アッフェル、ヘレン・パーリッシュ、ドナルド・ヘインズ等である。

ストーリー

ランドール夫妻の一粒種の息子エディーは不幸にも足が不自由だったので、人並みに友達と遊ぶことができず何時ものけ者にされがちであった。それを見ると両親はなおのこと息子がいじらしくてならなかった。ランドール氏の伯父に当たるジョナス老人はこの家に同居して鉄道馬車の馭者をしていたが、彼は足が不自由だったのでエディーを非常に愛し、エディーもジョナス伯父さんとは大の仲良しであった。ジョナスはランドール夫妻の、障害者だから風にも当てない主義の教育法に大反対で、夫妻の目を盗んではエディーに野球やボクシングをやらせたり、魚釣りに連れていったりして、気弱い性質を矯正しようとした。それをランドール夫妻はまた憤慨してジョナスとは常に衝突していた。その頃エディーの従兄に当たるフレディー少年が孤児になったので、息子の遊び友達にするという気もあって引き取って世話をすることとなった。ところがフレディーは性悪の腕白小僧で、エディーをいじめてばかりいたが、エディーは従兄の腕力に恐れをなして両親には何も告げない。ジョナスはそれを知ってフレディーを殴ってしまえとエディーに勧めたので、ある日エディーは喧嘩を始めたが気後れがしてしまって散々殴られてしまう。エディーはジョナス伯父さんが無理に喧嘩させたのだと父に告げたので、ランドールは怒ってとうとう伯父を追い出してしまった。ジョナスは追い出された上に、鉄道馬車をエディーに運転させたことがあったかどで免職になる。彼は町はずれの小屋で細々と暮らしたがやがて養老院に収容されることになった。一方エディーは父が招いたドイツの名医に診察してもらったが、全治の見込みなしと診断され、今更ジョナス伯父さんが恋しくなり、一人で小屋へ訪ねて自分の臆病から嘘を吐いたためにジョナスをこんな境遇に陥れてすまない、と心から詫びた。そこへ養老院から迎えの車が来た。フレディーはそれを見て、乞食爺やぁいと罵って石を投げ始めた。エディーはジョナス伯父さんのために怒り心頭から発して奮起し、フレディーと大格闘を始めた。駆けつけたランドール夫妻が止めようとするのをジョナス伯父さんはピストルで脅して寄せ付けず、喧嘩を続けさせた。エディーはジョナス伯父さんの声援に力を得てついにフレディーを降参させて謝らせた。そして彼は同時に自分の臆病心をも征服することができた。ランドールも自分が悪かったことを悟って、あらためてジョナスを家族の一員として迎えることとなった。

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作品データ

原題
When a Fellow Needs a Friend
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社
初公開日
1932年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社