ボビー・ディアフィールド:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ボビー・ディアフィールド
ボビー・ディアフィールド
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ボビー・ディアフィールド

1978年2月18日公開
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死とはなれられないレーサーが、ある日ふとめぐりあった女性により生きることにめざめていく姿を描く。製作総指揮はジョン・フォアマン、製作・監督は「コンドル(1975)」のシドニー・ポラック、脚本はアルヴィン・サージェント、原作はエリッヒ・マリア・レマルク、撮影はアンリ・ドカエ、音楽はデーブ・グルーシン、プロダクション・デザイナーはスチーブン・グライムス、テクニカル・アシスタンス供給はマルティニ・レーシング・デビジョン、編集はフレドリック・スタインカンプが各々担当。出演はアル・パシーノ、マルト・ケラー、アニー・デュプレー、ウォルター・マギン、ロモロ・ヴァリ、スチーブン・メルデグ、ハイメイ・サンチェス、ノーム・ニールセン、ミッキー・ノックス、ドロシー・ジェームズ、モニタ・レジェーン、スチーブ・ガトラーなど。

ストーリー

フォーミュラ・ワン・レースのチャンピオン、ボビー(アル・パチーノ)は、このところ、サーキットでも、私生活でも、ツイていなかった。そんな彼はある日、チームメイトの事故の巻きぞえをくって入院しているレーサーを見舞いがてら、チームメイトのどこがまちがっているのかを見つけるため、スイスはアルプスの高原にあるサナトリウムを訪れる。そして、ボビーはそこで、不思議な若い女性リリアン(マルト・ケラー)とめぐりあった。一瞬一瞬を刹那的に生きているかのようにみえる彼女。話していると、彼女の話題は次から次へとめまぐるしく飛躍していき、やがてクールで虚無的なボビーも、そんな気まぐれなリリアンの魅力に心を奪われるようになっていった。数日後、2人は、スイスの山をおり、イタリーの湖に出る。コモ湖畔の絵葉書のように美しい小村の宿で、ボビーとリリアンはお互いの愛をたしかめ合うようになった。そして、2人はフィレンツェにある彼女の家に行き、間もなく、ボビーは彼女を残し、1人パリに戻っていった。パリでは、そんなボビーとは知らず、彼を待っている女性がいた。愛人のリディア(アニー・デュプレー)だ。リディアはボビーと会うが、そこにいるのは、いつものボビーではない。彼女は彼の心が自分からはなれていくのを感じた。でもヨーロッパ中のレースに勝ちぬいていくボビーのそばに寄り添っているリディア。数日後、ボビーはフィレンツェにいる神秘的なリリアンの元に引き返した。そして流れる甘美な時。だが、それにも終わりがあった。リリアンが衝動にかられて熱気球に飛びのり、ボビーもいっしょにくるように叫びながら、空高くいってしまったからだ。一方、ボビーの様子が変だと思っていたリディアは、ひそかにボビーとリリアンの仲を調べ、リリアンが不治の病に犯されていることを知る。そして、リリアンの心をつかめぬままリディアの元に戻ってきたボビーに、彼女は口論の末、リリアンが死にかけていることをつげてしまう。ボビーにはショックだった。あのボビーにとって『生きている』と感じさせるリリアンが……。早速、ボビーはフィレンツェにかけつけ、リリアンを車にのせ、あのアルプスの大自然の中のサナトリウムに、彼女を連れ戻した。今こそ、リリアンがボビーには必要なのだ。彼は彼女との出会いによって、人生感が変わった。そんな彼女--。ボビーの感情は目ざめ、過去のことから逃げるのをやめるようになった。そして何よりも大切なのは、愛することだと、知るようになったのである--。

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作品データ

原題
Bobby Deerfield
製作年
1977年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース映画
初公開日
1978年2月18日
製作会社
ファースト・アーチスツ・プロ作品


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