捲いた靴下:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
捲いた靴下
捲いた靴下
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捲いた靴下

1927年公開、コメディ
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フレデリカ・サガー女史作の物語をパーシー・ヒース氏が脚色し、「金髪か黒髪か」「殿様専門娘」等と同じくリチャード・ロッソン氏が監督した大学生生活を背景とした喜劇で「夜会服」「駄法螺大当たり」等出演のルイズ・ブルックス嬢と「男装女剣客」「帝国ホテル」等出演のジェームズ・ホール氏とが主演し、新進のリチャード・アーレン氏を始め、エル・ブレンデル氏、デイヴィッド・トーレンス氏、ナンシイ・フィリップス嬢等が助演している。

ストーリー

トレッドウィエ家は祖父の代からコルファックス大学に在学中端艇選手として鳴らしたものだったが、当代のジムになってそれが実現しなかった。父はジムを弱虫といってけなしていたが彼の弟ラルフは頑健な体格の持ち主で運動好きだったので父に期待されていた。書中休暇も済み新学年が始まるのでジムは新入生のラルフを伴って大学町へ向かった。2人は汽車を降りると新入生のカロル・フレミングという女学生を見初め、図らずも兄弟が1人の女を手に入れようと競争し始めた。が純真な真面目なラルフは女にかけては敬虔家たるジムに一歩を譲らねばならなかった。ジムが仕たい放題のことをしている間にラルフは勉強と運動とに身を入れたちまち端艇選手となりしかも整調を漕ぐことになった。カロルはラルフにも好意を持ったがジムには好意以上のものを感じていたので、ジムが今までの恋愛遊戯を絶って真面目に彼女に求婚した時カロルは快くジムと将来を契って接吻したそれを見たラルフは憤慨せざるを得なかった。怠け者で弱虫の兄が彼女に選ばれ、運動にも学問にも精進する真面目な自分が棄てられるような不合理な世の中なら、真面目にするだけ損だと自棄を起こして、その夜青鷲鳥亭という魔窟へ飛び込んだ。明日はウィンフィールド大学との対校レースなのに整調が就寝時間になっても姿を見せないので監督とそして泊まりがけにレース見物に来た父親の驚きは非常なものだった。しかしそれ以上に驚いたのはジムで善良なラルフが退学処分でも受けたら大変と、青鷲鳥亭へ駆けつけやっとのことでラルフをその処から退去させた。そして自ら監督と父とに見つけられ、停学処分を受けた。対校レースに勝ったので父はラルフを賞揚したがラルフは却ってジムを賞揚し昨夜の出来事を父に話した。父はそれを聞いて喜びジムの行為を是認し、彼とカロルとの婚約を認め且つジムを学校にとどまらしめた。

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作品データ

原題
Rolled Stockings
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1927年
製作会社
パラマウント映画
ジャンル
コメディ


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