マイ・プライベート・アイダホ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
マイ・プライベート・アイダホ
マイ・プライベート・アイダホ
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マイ・プライベート・アイダホ

1991年7月20日公開、104分
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男娼として身を売りながら生きるストリート・キッズたちの挫折と成長を描く青春ドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサー、監督・脚本は「ドラッグストア・カウボーイ」のガス・ヴァン・サント、製作はローリー・パーカー、撮影はエリック・アラン・エドワーズ、ジョン・キャンベルが担当。出演はリバー・フェニックス、キアヌ・リーブス、ウィリアム・リチャートほか。

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ストーリー

マイク(リバー・フェニックス)は筋金入りのストリート・キッド。父親を知らず12歳のとき母親にも捨てられ、故郷のアイダホを離れポートランドに移り住んだ。街角に立ち、中年男に体を売っては日銭をかせぐ。そして緊張すると睡眠発作を起こし、昏睡状態に陥るという、重症のナルコレプシー病でもあった。そして売春仲間のスコット(キアヌ・リーブス)は、彼と正反対の生い立ちの美少年。ポートランド市長の父を持ち何不自由なく育ったが、家庭の温かさを知らず、3年前に家を飛び出して男娼をして生きている。スコットは奇病を持つマイクの面倒をみることを楽しんでいるようで、2人で、ストリート・キッズたちの現代のフォルスタッフボブ(ウィリアム・リチャート)をからかったりしている。ある日スコットは、父親が病魔に冒されていることを知り、21歳の誕生日を境に生まれかわることを秘かに自分自身に誓った。一方、マイクは故郷アイダホに残してきた兄を訪ねて、母親探しを始める決意をし、スコットを誘いバイクでアイダホに向かう。野宿する2人は色々なことを話し、マイクはスコットへの愛を告白するが、スコツトは「お前は親友だ」といい、彼の愛を拒絶する。翌日、2人はマイクの兄リチャード(ジェイムズ・ルッソ)に会い、マイクは日頃抱いていた疑問をリチャードにぶつけた。「あんたが俺の本当の父親だ」リチャードにもらった手がかりのハガキから、2人はマイクの母親を探してスネーク・リバー、そしてローマへと渡るが、彼女はアメリカヘ帰るといったまま消息を断ったという。悲しみにくれるマイクを慰さめるスコットだったが、その一方で、そこで出会った美少女カルメラ(チアラ・キャセリ)と恋に落ち、マイクは淋しく独りでポートランドに帰り着き、またホモの男たちに抱かれる毎日へと戻った。キッズたちの父親代わりであるボブはすっかり弱って、浮浪者にもからかわれる始末だったが、「スコットがきっと助けてくれる」と言い張る。しかし、高級スーツに身を包みカルメラを連れて故郷に戻ったスコットは、ボブを冷たくつきはなすのだった。深い絶望の中、ボブは自らの命を絶つ。彼の葬儀の日、偶然にもそれはスコットの父の葬儀の日と重なり、立派な儀式の隣りで、ボブへのキッズたちの心からのとむらいが行われている。スコットとマイクは目と目を合わせるが、2人はもはやお互いが遠く離れてしまったことを思い知るだけだった。1人きりになったマイクは、長い1本道でナルコレプシーの発作によって眠り続ける。1台の車が通りかかり、マイクを連れて通り過ぎていった。

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作品データ

原題
My Own Private Idaho
製作年
1991年
製作国
アメリカ
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1991年7月20日
上映時間
104分
製作会社
アイダホ・プロ作品


[c]キネマ旬報社