マダムと踊子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
マダムと踊子
マダムと踊子
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マダムと踊子

1934年公開
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「力と栄光」のコリーン・ムーアが主演する映画で、無声映画時代才物としてその名を知られていたマーシャル・ニーランが監督製作したものである。原作はジョン・エマーソン、アニタ・ルース合作の舞台劇で、改作脚色にはクララ・S・ベランジャーが「キング・コング(1933)」のジェームズ・アシュモア・クリールマンと協力して当り、撮影は「昨日」「蒼白い瞼」のメリット・B・ガースタッドが担任。助演者は「悪魔の富籤」「地獄特急」のアレクサンダー・カークランドを始めとし「夜の看護婦」のチャールズ・ウィニンジャー、「夜の大統領」「ミス・ダイナマイト」のマーガレット・リヴィングストン、「わがまま者」のポーリン・フレデリック、ロバート・ベンチリー、ロス・アレクサンダー、2人組のピアノの曲弾きフレイとブラジオッティー、等である。

ストーリー

富豪のヘンリー・ビーン家で会のあった夜、そこへ不意に現われたヴァニティーズのコーラスガールのパッシーが人々の驚きの内に当家の息子のチャーリーのネクタイを奪って姿を消した。これは隣家の宴会で賭けをしたパッシーがその為めに突飛な行動に出たのであったが、これが計らず若い2人を結びつけ、チャーリーは彼女に高価なダイヤの腕輪を贈物にした。同じくヴァニティーズ座の1人でサクサフォン吹きのレスターは好言を以てパッシーを欺していたのだが、今度も金が入用だと偽って彼女から腕輪を貰い受けた。で、パッシーの同室の友達のグローリヤとケイとはこのパッシーの甘さを苦々しい事と考えた。一方、名門気質のビーン夫人はチャーリーの嫁にこれも社交界の令嬢ミューリエルを選んでいた事とて、どうにかして息子とパッシーとの仲を割こうとし、遂に一策を案じて、パッシーを同家で開く大音楽会に賓客として招待した。夫人の考えとしてはこの会に出ればパッシーの礼儀を知らぬ下等さがあかるみに出て、そしてチャーリーが嫌気をさすに決っているというのであった。招かれたパッシーは果して最初は戸惑をしたが、その内に酔いが廻ると大浮れに浮れ出した。お客の一同も次第にそれに連れ込まれていると、そこへビーン家の家族の1人で厳格の聞え高い大佐が遅れて入って来た。所が、この大佐こそはグローリヤの旦那だったので、ビーン夫人の計劃は散々な事になって終りを告げた。だが、ビーン家の弁護士ウィギンスはレスターに1万弗の謝礼を出して、彼に病気と偽らせ、彼の家へパッシーを招かせた。その結果、レスター家へパッシーが行った事と、彼に腕輪を送った事とで、チャーリーは疑解し、パッシーを罵った。パッシーもこれには憤り、面あてにレスターと結婚すると云い出した。で、2人の間はあわや決裂と見えたが、粋を利かした大佐が仲に入って恋人同志はまた丸く納まる事となったのである。

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作品データ

原題
Social Register
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
コロンビア映画


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