街の令嬢:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
街の令嬢
街の令嬢
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街の令嬢

1931年公開
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ケイト・マクローリンの筆になるストオリイを「盗まれた接吻」「女に賭けるな」のリン・スターリングが脚色し、台詞を付し、俳優たるしケネス・マッケンナと舞台装置として知られたウィリアム・キャメロン・メンジースの両人が監督にあたった映画で「肉と霊」のエリッサ・ランディ、「近代エロ双紙」「ビッグ・ハウス」のルイス・ストーンが主演し「夜霧の女」のポール・ガヴァナー、ジョン・ギャリック、フレデリック・カーその他が助演する。カメラは「ビッグ・トレイル」「再生の港」のアーサー・エディソンが担当。

ストーリー

ロンドンの社交界で名を知られていたいという妙な虚栄心のためにせっかく親から相続した財産をすっかり消費してしまったライラ・バニングは貧に追わるるところから仕方なくフランク・カーソンという男の頼みに応じた。その頼みというのはカーソンがダイヤモンド成金ジョン・グレアムを訪れる際、彼の妻のごとく装って同行することだった。なぜカールソンがグレアムの邸へ赴くかといえば、彼はグレアムの金がほしいからなので、、その昔グレアムにアームストロングという共同経営者のあったことを知っているカールソンは、その男の息子と名乗ってグレアム邸に乗り込もうというのである。だが彼のこの企ては早くもロンドン警視庁の探知するところとなり、この大詐欺師を捕らえるために警察はグレアムの力を貸してくれと申し込んできた。そこでグレアムはカールソンの策に乗せられるような隙を見せて彼を邸におびきよせようとした。レヂナルド・アームストリングと偽名するカールソン夫婦が訪れたとき、グレアムはライラの美しさに引きつけられた。そしてライラもまたグレアムになんとなく慕わしさを感じた。しかし場合が場合なのでグレアムは自分の恋を諦めねばならなかった。そして彼らの犯行をつかもうとライラに高価なるダイヤモンドを示し金庫の暗号までも教えた。それを盗み聞いたカールソンは夜にはいると共に金庫をこじあけ、ダイヤモンドを奪って逃走をはかった。これを知ったライラはカールソンからそれを取り戻して金庫へ返した。その時、突如現れた探偵ブレイクとグレアムは彼女を怪しいと睨んだが金庫にはいささかの異常もないので嫌疑はたちまち晴れた。一方、悪事露見と見て取ったカールソンは風を食らって邸から姿をくらまそうとしたがかえって見張りの警官に抑えられた。かくてライラの潔白が確かめられたときグレアムは自分の秘めたる心を彼女に告白し、ここに愛する二人は抱擁したのである。

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作品データ

原題
Always Goodbye
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1931年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社