真昼の欲情:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
真昼の欲情
真昼の欲情
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真昼の欲情

1959年4月17日公開
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アースキン・コールドウェル原作小説「神の小さな土地」を映画化した作品。25年前に書かれたこの小説は、以来1000万部近くを売り、たえず検閲や風俗問題で話題をよんだものである。原作者コールドウェルは、ロケハンに随行したほか、しばしば撮影に助言を与え、主題歌の作詞もおこなっている。監督にあたったのは「最前線」「西部の人」のアンソニー・マン、脚色を「無頼の群」のフィリップ・ヨーダンが担当している。撮影は「西部の人」のアーネスト・ホーラー。音楽エルマー・バーンスタイン。出演者は「最前線」のロバート・ライアン、「裸者と死者」のアルド・レイ、「拳銃の罠」のティナ・ルイス、新人フェイ・スペイン、バディ・ハケット、ジャック・ロード、ヴィック・モロー、ヘレン・ウェスコット等。製作シドニー・ハーモン。黒白・スタンダードサイズ。1958年作品。

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ストーリー

ジョージア州の富農タイ・タイ・ウォールデン(ロバート・ライアン)は、自分の土地のどこかに祖先が金を埋めたと思いこんでいた。この15年間、次男のバックと三男のショーを使ってあちこちと掘り返していた。信仰心に厚く、土地のうち1エーカーを教会に捧げ、「神の小さな土地」と呼んだ。目印の鉄十字架は、彼の穴掘りの都合でいつも移動させられたが、タイ・タイは神の許しを信じて疑わない。長い間、病気で寝ている娘ロザマンドの夫ウォル(アルド・レイ)は、ホワイト・ホース・ヴァレーの町の紡績工場で働いている。バックの妻グリセルダ(ティナ・ルイス)は、自分の美貌が男たちにどんな作用を与えるかを知っていた。バックは彼女が初恋の男ウィルを忘れられないことを気づいていた。そのウィルが不景気で工場が閉ざされたので妻を連れて帰ってきた。タイ・タイの末娘ジルはブリュトに求婚されている。この男が沼地に白子がいることを知らせてきた。白子は何でも占う神通力を持つと伝えられている。タイ・タイは占いなどは信じないが、宝探しに使おうと白子を連れ帰った。白子のデイヴはジルと仲よくなった。占いなど何も知らなかったが、懸命に占った。彼の足の行きついた先は、母屋だった。タイ・タイは家を持ち揚げ、その下を掘った。冬が近づいていたが、農場には食糧の貯Wが不足し、タイ・タイはオーガスタで富裕な綿商人になっている長男ジムに金を借りなければならなかった。一家で彼の家へ押しかけた。ジムは怒ったが、グリセルダを見ると、父に金を貸し、彼女を絹の靴下などでつって引きとめようとした。彼女は父の助けでやっと逃げた。--ウィルはホワイト・ホース・ヴァレーで泥酔し、乱暴を働いた。グリセルダは彼を静まらせることをロザマンドから頼まれ、町へ行った。真夜中に、ウィルは正気に帰り、彼女を工場へ連れて行った。この工場を再開し、もとの町に戻したいという彼の夢を話すために。彼は1人残ると、配電盤に向かい、スウィッチを次々といれた。灯がつき、織機がうなった。工員たちが起きだしてきた。駈けつけた守衛に抵抗し、ウィルは撃たれて死んだ。彼の葬式が終わったとき、ジムはグリセリダに自分の家にこないかとさそった。バックは兄にとびかかり、組みふせ殺そうとした。タイ・タイはひざまづき神に祈った。息子たちをお救い下さい。これからは宝探しは致しません。私の土地に血が流れませぬよう……。バックは構えていたサスマタを放りだしていった。女を連れていくならいけ、自由にならない女なぞ用はない。そのとき、グリセリダは初めてバックに1人前の男を認めた。彼女は夫の腕をとって立ち上った。

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作品データ

原題
God's Little Acre
製作年
1958年
製作国
アメリカ
配給
松竹=ユナイト
初公開日
1959年4月17日
製作会社
セキュリテー・プロ映画


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