見知らぬ人でなく:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
見知らぬ人でなく
見知らぬ人でなく
-

見知らぬ人でなく

1955年11月8日公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「ケイン号の叛乱」に続きスタンリー・クレイマーが製作初の監 督に当たった作品。モートン・トンプソンのベスト・セラー小説から、「暗黒の恐怖」で1950年度アカデミー書下ろし原作賞を得たエドナとエドワード・アンハルト夫妻が共同脚色し、「ケイン号」のフランツ・プラナーが撮影、「平原児」のジョージ・アンシールが音楽作曲、「失われた少年」のジミー・ヴァン・ヒューゼンとバディ・ケイのコンビが主題歌詞を担当した。主演は「わが従姉レイチェル」以来銀幕を遠ざかっていたオリヴィア・デ・ハヴィランドと、「零号作戦」のロバート・ミッチャム、「三人の狙撃者」のフランク・シナトラの3人で、「夜の人々(1954)」のブロデリック・クロフォード、「スタア誕生(1954)」のチャールス・ビッグフォード、「復讐は俺に任せろ」のグロリア・グレアムらが助演する。

ストーリー

幼少から医者に憧れを抱いていたルカス(ロバート・ミッチャム)は母の計らいでその道に進む事ができたが母の死後のんだくれの父に学資を使い果たされ退学処分を受けそうになった。がアーロンス博士によって助けられた。その頃手術の見学をとり計らってくれたクリスチナ(オリヴィア・デ・ハヴィランド)と親しくなり、彼女の友達の家へ親友アルフレッド(フランク・シナトラ)と共に招かれた時、彼女が、金持ちであることを聞いた。医業達成の野心にかられたルカスは、彼女と結婚し、聡明な彼女の愛情のもとにインターンを終え、グリーヴィルの病院に職を得た。が金儲けを軽蔑する彼は院長とうまくゆかずその間をとりなしてくれるのは医師ランクルマンだった。クリスチナは職をひきやがて母となる喜びを抱いていたがルカスがそれを望んでいないことを知った。そして彼が金持ちの未亡人ハリエット(グロリア・グレアム)の媚態にひかれていることに不安を感じた。アルフレッドは同情したが彼女の予想通りルカスは誘惑に落ちてしまった。その夜後悔の念を抱きながら病院へ寄った彼は院長が誤診した腸チブス患者の命を呼び寄せたクリスチナと共に救った。以来予防注射で忙しい彼はその日ハリエットとの間を清算してから夜更けて帰宅し、待っていたアルフレッドから妻の妊娠を知らされ今更の如くわびようとしたが妻の心はもはや閉ざされていた。ある日ランクルマンが心臓発作で倒れその手術の執刀をすることになった。しかし手術は失敗に終わった。失意の彼は町をさまよった末、自分の心を慰めてくれるクリスチナの住む家のベルを押すのだった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Not As A Stranger
製作年
1955年
製作国
アメリカ
配給
UA日本支社=松竹
初公開日
1955年11月8日
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ映画


[c]キネマ旬報社