ミスタア・ロバーツ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ミスタア・ロバーツ
ミスタア・ロバーツ
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ミスタア・ロバーツ

1955年12月23日公開、123分
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トーマス・ヘッゲンの同名の原作は、米国における第二次世界大 戦を扱った文学として1946年のベスト・セラーとなった。ついでブロードウエイのプロデューサー、ジョシュア・ローガンが原作者ヘッゲンと共同で劇化し1948年から1952年まで3シーズンに亘ってブロードウエイで続演された。製作は舞台と同様、ブロードウエイのヒット作「南太平洋」などのプロデューサー、リーランド・ヘイワード。監督は「長い灰色の線」のジョン・フォードと「荒野の貴婦人」のマーヴィン・ルロイが共同で当り、脚色も「静かなる男」でアカデミー賞を得たフランク・S・ニュージェントとジョシュア・ローガンが共同担当している。撮影は「楽園に帰る(1953)」のウィントン・C・ホック、音楽は「陽の当る場所」でアカデミー賞を得たフランツ・ワックスマン。主な出演者は舞台で主役のロバーツ中尉を演じた「アパッチ砦」のヘンリー・フォンダが映画にも同役で登場し、「エディ・フォイ物語」のジェームズ・キャグニー、「百万長者と結婚する方法」のウィリアム・パウエル、「私の夫は二人いる」のジャック・レモン、「長い灰色の線」のベッツィ・パーマー、ワード・ボンド、フィル・ケイリー、ハリー・ケイリー・ジュニア、「愛欲と戦場」のペリイ・ロペス、ジョン・ウエインの息子パット・ウエインなど。ワーナー・カラーによる1955年作品。

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ストーリー

沖縄攻防戦今や酣の頃、米国海軍貨物輸送船AK601は太平洋上の1小島に錨をおろしていた。貨物係のロバーツ中尉(ヘンリー・フォンダ)はこの退屈な任務に飽き、戦闘部隊への転属願いを数回艦長(ジェームズ・キャグニー)に提出したが、いつも握り潰されてしまうので脾肉の歎にたえない。それは軍医長(ウィリアム・パウエル)、パルヴァー少尉(ジャック・レモン)、ダウディ兵曹長(ワード・ボンド)も同様で、朝夕自室の前に置いた椰子の樹に水をやるしか能のない艦長を、みんな嫌っていた。ところがある朝、島の野戦病院に派遣されて来たジニー以下美人揃いの看護婦が、裸になってシャワーを浴びている光景が見張り水兵の双眼鏡に映った途端、一同の退屈は吹き飛ばされ、血の気の多いスティファノウスキイ(ハリー・ケイリー・ジュニア)たちはこぞって見張り勤務を志願する始末だった。折しも「エリシアム島へ貨物を輸送すべし」と命令が下り、乗組員は欣喜雀躍。ヘソ曲りの艦長をロバーツが説得したおかげで、一同は久しぶりに上陸を許可されたが、乱痴気騒ぎの末、MPやSPの御厄介になり、艦長は自分の記録に汚点がついたと不機嫌だった。再び海上に出たロバーツはラジオで、ヨーロッパの戦争が終わったことを知った。数日後、ロバーツに「駆逐艦リヴィングストン号乗り組みを命ず」という転属命令が下った。思いがけない発令にロバーツは狐につままれたようだったが、それは偽筆コンクールの入賞者に艦長の署名を偽造させ、人事局に申請させたからだと軍医長が種を明かした。ロバーツがいなくなると、艦内はまた退屈なもとの姿に戻った。まもなく軍医長はロバーツから元気な便りを受け取ったが、リヴィングストン号の友人からパルヴァーに当てた手紙にはロバーツが日本特攻機の体当たりに戦死をとげたと記してあった。

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作品データ

原題
Mister Roberts
製作年
1955年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース
初公開日
1955年12月23日
上映時間
123分
製作会社
WB映画


[c]キネマ旬報社