港に異常なし:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
港に異常なし
港に異常なし
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港に異常なし

1935年公開
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「無軌道行進曲」「爆弾の頬紅」のジーン・ハーロウが「諾?否?」「舗道の殺人」のスペンサー・トレイシーを相手に主演する映画で、フランセス・マリオンが書き卸した物語を「晩餐八時」のフランセス・マリオン、「春の火遊び」のアニタ・ルース及びH・W・ヘーンマンが協力脚色し、「男性No.1」「原始人」のJ・ウォルター・ルーベンが監督に当り、「台風」「宝島(1934)」のレイ・ジューンが撮影した。助演者は「男性NO.1」のジョセフ・カレイア、「踊るブロードウェイ」のユーナ・マーケル、「真夏の夜の夢」のミッキー・ルーニー、J・ファーレル・マクドナルド、ヴィクター・キリアン等。

ストーリー

港第1の美人ハティーは鮪缶詰工場の女工で姉のリル夫婦や父親と一緒に暮らしていた。彼女には腕利きの漁夫ダッチという意中の男がいるが、ダッチは今に出世をすると自惚れ過ぎてハティーにつらく当るので、気の強い彼女も反抗心から彼に無関心を装っていた。漁夫仲間にベルチャーという煽動者がいてストライキを始めた。漁夫組合の組合長ブレーンスはストライキが却って自分達の不利となる事を知って一同を鎮めようとしたが果たさなかった。その時ダッチが彼に代って漁夫達を鎮めたので、彼は組合の頭となり自惚れは一層強くなった。漁船と工場の持主ニックはハティーに目をつけて、金の力で妻にしようととしたが、それが動機で却ってハティーとダッチは接近し遂に結婚した。ところがダッチはベルチャーに説かれ再びストライキを煽動した。しかし彼を信用しなくなった漁夫達は組合から彼を追い、ダッチは妻とも別れてベルチャー等と流浪の生活に陥った。ニクは幸いとばかり盛んにハティーを口説いたので、半ば自棄になった彼女は遂にダッチとの離婚訴訟状に署名した。ある夜ダッチの仲間の1人がハティーを訪れて彼の住居を知らした。それは汚い掘立小舎だった。ダッチの困窮を知るとハティーはじっとしておれず、無断でニックの金を持ち出してそこへ行ったが彼は面会を恥じて逃亡し、ハティーはニックの訴えで投獄された。牢屋で彼女はダッチの子を生みリルが育ててくれることになった。彼女の入牢を知ったダッチはニックに保釈を乞うたが聞き入れられず、今度は組合へ復帰を願ってみたがそれも拒否された。ブレーンスの情けで石油船の夜番をして働くことになった1夜、ベルチャー等が現れて波止場を破壊しようとしているのを見て、激しく争った末彼等を警官に引き渡した。牢中のハティーはダッチに会いたい思いに駆られ、嵐の夜脱獄してリルの家に隠れた。それはダッチが再び組合へ復帰された夜であった。ハティーはダッチは今までの自惚れを棄て、地道に働こうと決心しているのを知ると、出獄の日を楽しみ喜んで再び牢獄へ帰って行くことを誓った。

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作品データ

原題
Riffraff
製作年
1935年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社
初公開日
1935年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社