牝虎は踊る:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
牝虎は踊る
牝虎は踊る
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牝虎は踊る

1927年公開
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「閃弾」と同じくジャック・ホルト氏主演、ドロシー・レヴィアー嬢助演、そしてジョージ・ビー・サイツ氏の監督になった映画である。ハロルド・シューメイト氏が脚本を執筆した。「豪勇ボッブ」のフランク・レイ氏が主役2人を助けて重要な役を演ずるほか、「ドン・ファン」のフィリップ・デラシー君なども出演している。

ストーリー

ジプシーのピエトロはその一団の頭の娘で牝虎と異名せられているモナに激しい叱責せられて以来、それを恨みに思っていた。エディントンの侯爵、ウィンストン・グラアムの邸に彼らが密猟に出かけた際、モナの父親は何者かによって殺害せられた。その殺害の現場を目撃していたのはピエトロと口のきけない子供のピッパとの2人きりであった。ピエトロはモナに父親を殺したのはエディントンの侯爵であると告げたので、モナは深く復讐を心に誓った。が、モナは負傷を受けてこの侯爵の邸で介抱せられることになった。この時、侯爵はモナが己れの命を狙っているのを知り、己れの身分を隠して、侯爵に侍っている者として彼女に対した。その後、モナの傷は快癒するにつれ、モナと侯爵との間にロマンスが芽生えた。モナが再び仲間の許に帰って行くと、ピエトロはモナが父親の仇と恋仲になっていると言って詰た。そしてモナは侯爵に欺かれていたことを知り、怒りに燃えて、馬に打乗り仲間の者と共に侯爵の城に向った。そして仲間の者に城の周りを厳重に見張らせ、自らは城内に入って大勢集った客の面前で、死の踊りを踊った。そしてその踊りの最中に侯爵を刺そうとしたが、愛の力は彼女の復讐の念に打勝ってモナには侯爵を刺すことがどうしても出来なかった。ピエトロが入来って侯爵に向った時、この時まで彼によって捕えられていたピッパが馳けつけて来て、手真似でモナの父を殺した真犯人は外ならぬピエトロ自身であることを知らせた。侯爵は逃れるピエトロを追って屋外に出た。2人は狂奔する幌馬車の上で格闘を続ける。侯爵が危かった時、そこにモナが駆けつけてピエトロを倒す。かくてモナと侯爵と初めて心をきなく相抱く日がめぐり来った。

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作品データ

原題
The Tigress
製作年
1927年
製作国
アメリカ
初公開日
1927年
製作会社
コロンビア映画


[c]キネマ旬報社