盲目の飛行士:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
盲目の飛行士
盲目の飛行士
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盲目の飛行士

1935年公開
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「男の世界」「その夜の真心」のマーナ・ローイが「お嬢様お耳拝借」「濁流」のケーリー・グラントと共に主演する映画で、ネル・シップマンとフィリップ・D・ハーンが書き下ろしたものを、デール・ヴァン・エヴァリーとE・H・ロビンスンが改作し、ジャック・カークランドとフランク・パートスが脚色し、「わたしのすべてを」「生の創め」のジェームズ・フラッドが監督に当たり、ウィリアム・C・メラーが撮影した。助演者は「特急20世紀」「或る夜の出来事」のロスコー・カーンス、「キャバレエの鍵穴」のホバート・カヴァナ、「カレッジ・リズム」のディーン・ジャガー、「濁流」のラッセル・ホプトンその他である。

ストーリー

ケン・ゴードンは紐育パリ間無着陸飛行を計画中、誤って毒を顔に浴びて失明した。女流飛行家シーラ・メイスンは彼に同情して、マネージャーのニックやケンのアシスタントのマックと共に色々と力を貸してやった。けれどケンは盲目なるが故に他人の同情を受ける事を嫌い、山中に引っ込んで研究に没頭し始めた。ケンの研究というのは盲目でも飛行機の操縦が可能である事の証明で、そのための費用は原稿を書いて作ると言うのであった。原稿は売れなかったがシーラが冒険広告飛行で稼いだ金を彼に与えて売れたと偽った。彼の研究が半ば完成に近づいたとき、金を払わぬために、賃借していた飛行機を会社に持っていかれた。ケンは初めてシーラの権力を悟り、不甲斐ない自分を恥じてシーラに対する愛さえも諦めようとした。ケンに取って目下一番大切なものは飛行機を借りる金だった。シーラは1日も早く盲目操縦法を完成させたかった。丁度そのとき、石油会社がモスコーニューヨーク間無着陸飛行に2万5千ドルの賞金を出すと発表した。シーラはケンの反対を押し切ってこの飛行に応じた。シーラの飛行は9分通り成功したが最後の着陸の際霧のために飛行場を発見する事が出来なかった。ニュースを聞いていたケンはいたたまれず、飛行場へ駆けつけ、研究しつつあった彼の盲目操縦法で飛行機を操縦し、シーラの飛行機を巧みに誘導して着陸した。けれどケンの飛行機は突如機首を空中に向けた。ケンは盲目のはかなさに自殺を計ったのであるが、シーラは自分の飛行機でデンの飛行機の翼を砕き、ケンの墜死を防いだ。この衝撃の結果、ケンは奇蹟的に眼が見えるようになり、シーラと相擁したのであった。

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作品データ

原題
Wings in the Dark
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社