燃ゆる人魚:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
燃ゆる人魚
燃ゆる人魚
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燃ゆる人魚

1928年公開
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「掠奪軍」「軍法会議(1928)」と同じくジョージ・B・サイツ氏の監督作品で、「特製運動服」のガートルード・オルムステッド嬢と「タキシー十三号」のヒュー・トレヴァー氏とが共演する映画である。ウィンダム・ギッテンス氏とルイス・A・サレッキー氏との合作した物語によりギッテンス氏が撮影台本を執筆した。同じくエフ・ビー・オー社でトム・タイラー氏主演の西部劇に対手役を演じていたエスリン・クレア嬢が助演として重要な役を演じているほか、ウォルター・マッグレイル氏、バート・ムーアハウス氏、等も出演している。

ストーリー

この物語の起った小さな町を年に1回きまったようにひっくり返る程の大騒ぎと大浮れとで一杯にするのは果実生産協会の年次市である。そして毎年協会と提携しては分合いで興行をするカーニヴァルの一座にストリング・ウェールンという男がいたが、彼は「幸福の輪」を廻して賭の店を張るのであった。その一座で女アザラシと綽名され焔飛込みの曲芸で売っている女芸人のゼルダは彼に深く想いをかけていたが、彼は持って生れた侠気から、依然綱渡りをしていたのを墜落して以来不自由の身を病床に横えた切りになっているアンディを気の毒に思い、それの看護に勉めているので、自然ストリングにとってはゼルダのことは等閑になって来て居た。丁度その頃、協会の秘書で宣伝をやっているルティー・クラークと彼は知り合いになったのである。ルティーに恋を感じた彼は、ルティーの忠告に従い、現在やっている不正な商売をやめる決心をした。が、アンディがデューク・ウェルフォードという無頼漢にひどく殴られたためどうしてもアンディを名医にかけて手術させなければならなくなった。で、彼はルティーとの約束を1日だけ破っていかさまな賭をやることにした。彼はルティーとの約束を1日だけ破っていかさまな賭をやることにした。彼はそして莫大な儲をした。デュークは数人の客を煽動してストリングの得た金を奪い返すために騒動を起させ、それに紛れてストリングの金を盗みとった。が、この時、嫉妬に駆られたゼルダは恋の仇ルティーを200フィートもある梯子の上に誘い、焔飛込みに用いるガソリンに火を点じて彼女の命を奪おうとした。そして自分はいつものように下の水槽に飛び込んだのであったが水槽は騒動のために破壊され空となっていたのでゼルダは却って己れの命を失った。取り残されたルティーの危難を見たのはストリングである。彼は観覧車に飛び乗って危難を冒し綱を手頼りにようやくのことでルティーを救い出した。デュークは捕えられ、その金はお友達に返却された。所で、アンディの手術費は?それはストリングの侠気に感じた協会長モファットさんが出してやることになったのである。

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作品データ

原題
Hey Rube
製作年
1928年
製作国
アメリカ
初公開日
1928年
製作会社
エフ・ビー・オー映画


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