モンテカルロの銀行破り:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
モンテカルロの銀行破り
モンテカルロの銀行破り
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モンテカルロの銀行破り

1935年公開、恋愛
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「霧に立つ影」「戦う巨象」のロナルド・コールマンが主演する映画でイリヤ・スルグーチョフとフレデリック・アルバート・スワン合作の戯曲をハワード・エリス・スミスと「霧に立つ影」のナナリー・ジョンソンが協力脚色し、「深夜の星」「ロマンスの街」のスティーブン・ロバーツが監督に当たり「キャラバン」のアーネスト・パーマーが撮影した。助演は「ミシシッピ」「若草物語(1933)」のジョーン・ベネットを始め、「戦う巨象」のコリン・クライブ、「虚栄の市(1935)」のナイジェル・ブルース、「帰らぬ船出」のモンタギュー・ラブ、その他の面々である。

ストーリー

うらぶれてパリでタクシーの運転手をしているロシアの貴族ボウル・ガラールは自分の貯金と、同じロシアの貴族で今はコックやウェイターや書記をしている友人達の貯金をかき集め、それを持ってモンテ・カルロへ現れ、のるかそるかの勝負を張った。そしてかつて敗れた事のないモンテ・カルロの賭博場は彼のために散々の目に会い、ボウルは巨万の富を得て、凱旋将軍の如く意気揚々と列車に乗った。列車内で彼は父親と一緒に乗ているヘレン・バークレイという美しい娘に会った。ボウルは一目見てすっかり彼女に心を奪われてしまう。パリへ帰って友人達に金の分配をすますと、彼はヘレンの後を追ってスイスの山中へ行き、二人は互いに親しい仲となった。ところがヘレンはヴォードヴィルの歌姫で、ボウルが賭博場から得た金を何とかして取り戻すため、賭博組合に頼まれて彼に近づいた女だった。それに気付かぬボウルに、彼女はもう一度モンテ・カルロに行こうとさかんに勧める。やはりロシアの貴族で今はボウルの召使いをしているイワンはヘレンに疑惑を抱くが、彼女に夢中になったボウルは何も聞き入れず、勧めに応じてモンテ・カルロに戻る事になった。ボウルが再び賭博を始めればヘレンは組合から金を貰えるのだが、今は心から彼を愛してる彼女は自分のした事を恥じてボウルから姿を隠した。しかしその後でヘレンは一切を告白してボウルの賭博をやめさせようと決心する。するとそれを知った組合は賭博が済むまで彼女を監禁してしまった。ボウルは始めの内は勝って勝って勝ち抜いた。しかしついに最後の時が来た。彼は一瞬にして元の無一文となってパリに帰り、再びタクシーの運転手となって働いた。ヘレンは組合からの小切手を貰ったが、それを破り捨ててパリへ行き、キャバレーの唄女となって働いていた。それを聞いたボウルは友人から借りた服を着てそこへ行った。ここの給仕長もロシアの貴族だったので、ボウルは彼の許しを得て豪遊をした。するとヘレンはボウルに言ったのである。「貴方が貧乏人だったら私は直ぐ貴方の懐に飛び込んだのに。」ボウルは矢庭に戸外に飛び出し礼服をかなぐり捨て運転手の制服で再び現れた。ヘレンがボウルの腕に抱かれたのは言うまでもない。

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作品データ

原題
The Man Who Broke the Bank at Monte Carlo
製作年
1935年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス日本支社
初公開日
1935年
製作会社
20世紀フォックス
ジャンル
恋愛


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