宿無しハックの冒険:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
宿無しハックの冒険
宿無しハックの冒険
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宿無しハックの冒険

1949年9月公開
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「二人の青春」「感激の町」のミッキー・ルーニー主演映画で「女性No.1」のジョセフ・L・マンキーウィッツが製作した1939年作品。マーク・トウェインの名作に取材して「南部の人」のヒューゴー・バトラーが脚色「姉妹と水兵」のリチャード・ソーブが監督「失われた週末」のジョン・サイツが撮影したものである。助演は「オペレッタの王様」のウオルター・コノリー「鉄腕ジム」のウィリアム・フローリー、「緑の牧場」のレックス・イングラム「心の旅路」のエリザベス・リスドン「西部魂(1941)」のマイナー・ワトソン及びヴィクター・キリアン、「ロバータ」のリン・カーヴァ等。

ストーリー

1850年ごろ、母に死別したハックは、無頼の父に任せておいては可哀相だと母の妹で後家のダグラス夫人に引き取られて育てられていた。性質は善良だがハックは、学校に行かず毎日ミシシッピ河で釣りをしたり泳いだり、煙草を吸ってハダシで歩き回ってした。ダグラス夫人はそれでも可愛がっていたが、父が現れて息子を渡すか、渡さねば8百ドルくれと難題を吹かけた。ハックは学校は落第と決まったし、伯母さんに迷惑をかけまいと家出した。途端に父に捕まり、父の小屋に閉込められたがハックは殺されたように見せかけボートで逃げ出した。すると河畔で伯母さんの奴隷ジムに出会ったが、ジムはオハイオに住んでいる妻子の許へ行こうと逃げ出したのだった。ジムはダグラス夫人が8百ドルの金が欲しいため、自分を奴隷商人に売ろうとしたので、禁を犯して逃亡したと訳を話した。ハックは法律に背くのは悪いジムを連れて帰ろうとするが、ジムがハックを殺して逃げた事になっているので驚き、2人してオハイオまで逃げることとなった。河蒸気船から河中に投げ込まれたイカサマ師2人が、ハック等のいかだにはい上がると、1人はフランスの王様、1人は公爵だとハック等をだました。幼い時に別れた弟達の帰りを待っている病人がいる、という新聞記事を見て、ニセの弟となって乗り込む計画の『王様』は、ハックを下男にして上陸する。とちょうど病人は昨日死んだというので、悪漢は大喜び。『公爵』は途端に口がきけない弟になり済ましたので、ハックは初めて悪者だと知った。しかし河蒸気船の船長が故人の親友だったので、『王様』は逆の化けの皮が剥がれた。ところがジムが少年殺しの奴隷というお尋ね者となっていたため、ハックは再び逃げ出そうとする途中、ガラガラ蛇に咬まれたので、ジムはハックを救うために自首した。ハックがようやく死を免れたころ、ジムは激こうした群衆のリンチを受けかけた。ハックは船長と共に急行してジムを救い、伯母さんに頼んで、自由の身にさせてもらった。ジムはうれし泣きに泣いて河蒸気船で、オハイオへ向かった。その代わりにハックは煙草をやめ、クツをはいて学校へ行くと、伯母さんに約束しなければならなかった。

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作品データ

原題
The Adventure of Huckleberry Finn
製作年
1939年
製作国
アメリカ
初公開日
1949年9月
製作会社
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー映画


[c]キネマ旬報社