山に住む女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
山に住む女
山に住む女
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山に住む女

1932年公開
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「第一年」「ほほえみの街」のチャールズ・ファーレミと「街の狼」「影を持つ女」のジョーン・ベネットが共演する映画で、「貞操切符」「各国の女」のラウール・ウォルシュが監督したもの。ブレット・ハート作の小説に基づくポール・アームストロング演出の舞台劇をドリス・アンダーソンとエドウィン・ジャスタス・メイヤーが共同脚色した。撮影は「仮染の唇」「陽気なママさん」のノーバート・ブロディンの担任である。助演者は「農園のレベッカ」のラルフ・ベラミー、「悪魔の富籤」のモーガン・ウィーレス、「お蝶夫人」のアーヴィング・ピチェル、「街のをんな」のユージーン・ボーレット「第一年」のミナ・ゴンベル、ウィラード・ロバートソン、サラ・パッデン等である。

ストーリー

シェラ・ネバダの山岳中腹あたり鉱山都市レッドウッド近くに移り住んでいる南部の紳士クレイは娘サロミイ・ジェーンを目の中に入れても痛くないほど可愛がっていた。彼女は美しく無邪気で、賭博師のジョン・マーバリーと商人のルーフ・ウォータースに恋せられていたが、彼女が愛するものは自然であった。ある日彼女が遊びに出た後に南軍の服装をした見馴れぬ若者が来て、レッドウッドの市長候補の政治屋ボールドウィンを知らぬかと訊ねた。この旅人は森の中の池を乗り渡ろうとして、子供等と共に水浴しているジョーンと遭い急いで立ち去った。レッドウッド市に赴いたと思われたボールドウィンは池畔に隠れていてジェーンが泳ぎ飽きて岸に上がって来るのを待ち構えて怪しからぬ振る舞いに及ばんとした。ジェーンは彼の横面を蹴って逃げ帰った。家へ帰るとルーフが求婚し来ていた。ボールドウィンの侮辱に憤慨しているジェーンはボールドウィンを殺した人となら誰でも結婚する、と断言してルーフを驚かした。ボールドウィンはレッドウッドの役人たちが幌馬車強盗を追跡に出掛けた後、かの若い旅人のために殺された。ボールドウィンは南北戦争中、かの旅人の妹を辱んで死に至らしめた復讐をされたのである。旅人は逃れたがルーフの犬に狩出され捕らえられて死刑を宣告された。ジェーンは旅人にキッスを、生まれて始めてのキッスをした。旅人は脱走してジェーンを訪れた。その時ジョンとルーフが彼女に求婚に来た。旅人は彼らに捕らえられんとしたが、ジェーンの命乞いは功を奏した。しかし彼はジェーンの父の年来の敵ララビーを正当防衛で殺さねばならぬ羽目となり、自首しようとしたが幌馬車屋のユバと賭博師ジョンとの協力で、ジェーンと相携えて州境外に落ちのびた。ジェーンはいった通りにボールドウィンを殺した人と結婚した。

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作品データ

原題
Wild Girl
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1932年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社