闇に踊る(1932):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
闇に踊る(1932)
闇に踊る(1932)
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闇に踊る(1932)

1931年公開
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「明暗二人女」「二十四時間」のミリアム・ホプキンスと「タッチダウン」「おしゃれ牧場」のジャック・オーキーとが主演する映画で、「女学生の日記」「戦う商隊」を共同監督したデイヴィッド・バートンが単独で監督した最初の作品である。原作はジェームズ・アシュモア・クリールマンの舞台劇「ジャズ王」で「街のをんな」のブライアン・マーロウと「魅惑を賭けて」のハワード・エメット・ロジャースとが共同で書き改め、「摩天楼の巨人」「高等恋愛術」のハーマン・J・マンキウィッツが台本を作った。キャメラは「ジギル博士とハイド」「忍び寄る心」のカール・ストラッスの担当。共演者は「犯罪王リコ」の小ウィリアム・コリアー、「街のをんな」のユージーン・パレット、舞台から来たリダ・ロバーティ、「速成成金」のジョージ・ラフト等で、その他モーリス・ブラック・フランセス・モフェット、ウォルター・ハイアース等が出演している。

ストーリー

あるダンスホールのジャズバンドの指揮者デュークとサキソフォン吹きのフロイドは大の仲良しだった。フロイドはこのホールの花形ダンサーのグロリアに恋をして結婚を申し込んだ。彼女は男性の醜悪な半面だけを見せつけられて来たので、結婚を申し込まれたときは夢見るような気がするのだった。このダンスホールの常連の悪漢で、「セント・ルイス・ブルース」狂で通っているルイは、土地をずらかってしばらく後ほとぼりの冷めるのを待って舞い戻り、グロリアを追い回すのだった。しかし今はフロイドと恋に陥り婚約をしているグロリアはルイを相手にしなかった。一方デュークは以前からグロリアには少なからず気があったが、いまフロイドと婚約したと聞くと嫉妬よりも、純な青年らしい気持ちを持っているフロイドが海千山千のグロリアに騙されやしないかと思った。そこで彼は一策を案じてフロイドが遅刻しがちなのを口実にしてマネージャーに彼を自首させ、他市のオーケストラに世話をしてやる。グロリアはデュークが嫉妬して仲を割く心算と思ったが、六週間の期限ならば自分の心を試すためにも結婚費用を貯蓄するにも良い機会と考えて別れることに賛成した。ルイはダンスホールの隣の宝石店に強盗に入って店主を殺した。しかし現場に乾分のべニイがハンカチを落としたので、ベニイを逃亡させてその仕業の如く装った。グロリアは毎夜デュークとつきあった。デュークは次第に彼女の心底の堅儀さに心をひかれ始めた。大晦日の夜泥棒したデュークはグロリアに掴みかかった。会いたさの余り急遽帰ったフロイドはその有様を見て誤解した。その夜はルイも来ていたがベニイを捕らえた警察はルイを逮捕にやって来る。ルイは巧みに隠れた。そしてデュークを脅迫して稽古場に匿ってもらう。一方グロリアはフロイドが自分の貞操を信じないので自棄半分にルイのためにセント・ルイス・アルースを歌い始める。ルイはデュークがルイがここにいるぞと警官に知らせるために演奏させたと誤解して彼を撃って逃れる。が足を踏み損じて墜落死する。傷ついたデュークの本心の告白にフロイドの誤解は去ってグロリアとの愛の門出が新年と共に来る。

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作品データ

原題
Dancers in the Dark
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント
初公開日
1931年


[c]キネマ旬報社