ダアク・エンゼル(1935):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ダアク・エンゼル(1935)
ダアク・エンゼル(1935)
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ダアク・エンゼル(1935)

1935年公開
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無声時代に一度映画化された事のあるガイ・ボルトン作の戯曲を今度はトーキー化するもので「噫無情」「白い蘭」のフレドリック・マーチと「シュヴァリエの巴里っ子」のマール・オベロンと、それから「台風」「お人好しの仙女」のハーバート・マーシャルとの3人が共演し、「白い蘭」「夫婦戦線」のシドニー・A・フランクリンが監督に当たった。脚色はリリアン・ヘルマンとモードント・シャープの2人。助演者は「曲芸団」のジャネット・ビーチャー、「春の夜明け」のジョン・ハリデイ、ヘンリエッタ・クロスマン、クロード・アリスター、それから「クリスチナ女王」の子役コーラ・スー・コリンズ等である。撮影は「結婚の夜」「結婚十分前」のグレッグ・トーランドの担当。

ストーリー

キティーとアランとその従兄のジェラルドとは幼いときからイギリスの田園に共に生まれ育った。子どもの時からキティーが心に夫と定めたのはアランであったが、その後3人が成人してからも、キティーの心は変わらなかった。そしてジェラルドもキティーを愛していたが、彼は静かに退いていた。だが当のアランとキティーとは成人したとなると子どもの時のように率直に心を相手に打ち明けかね、又今更結婚へまで進のに何となく不安を感じていた。そのうちに世界大戦でアランとジェラルドとは戦線に赴いたが、11ヶ月の後に2人が休暇で帰ってきたとき、アランとキティーの恋は意外に進展し、2人は結婚する事となったが、時に急に休暇取消の命令が下り、アランはまた戦線に戻らねばならない。キティーは秘かに彼を送って2人だけの結婚式をあげた。だが大戦が終わって帰征したのはジェラルド1人だけであり、アランは戦死したと人々から信ぜられていた。だが実はアランは戦死せず視力を失っただけで、数年の捕虜の生活の後に本国に送還されて来たのである。だが、彼は不具の身でキティーと結婚し一生を彼女の重荷とするに忍びず、故郷に程近い田園にとどまった。その討ちに、ふとした事から、少年少女小説の作者として売り出すようになったのだが、一方キティーは親切なジェラルドの申し出を快く容れて彼と結婚する事を承諾した。それを新聞で知るとアランは心の痛手に堪えきれなくなった。彼の親友のバートン卿は事情を知ってキティーとアランを合わせた。アランは盲目を隠して彼女に心ない愛想づかしをしたが、恋するキティーはそれにはだまされなかった。そしてジェラルドは再び己の身を退いて、2人の幸福を祈るのであった。

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作品データ

原題
The Dark Angel
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ映画


[c]キネマ旬報社