憂国の義人:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
憂国の義人
憂国の義人
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憂国の義人

1927年公開
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「人間力」「上海目指して」に次ぐリチャード・ディックス氏主演映画で、グローヴァー・ジョーンズ氏が執筆した原作をレイ・ハリス氏とサム・ミンツ氏とが脚色し、「青春倶楽部(1926)」「好いて好かれて」等のディックス映画をものしたグレゴリー・ラ・カヴァ氏が監督したものである。助演者は「抜き足さし足」「ネバダ男」等出演のセルマ・トッド嬢、「暗黒街」「決死隊」等出演のフレッド・コーラー氏。

ストーリー

黄金境カルフォルニアがアメリカに併合された頃のこと、第一の大金山の所有者たるムリエタ家の嫡子ホアキン・ムリエタは米政府から派遣されている監督官エインスウォースの娘ルースと恋におちていた。ホアキンは武男の譽れ高く且つまた優雅な若人であった。その頃アメリカ東部から流込んだ人間の群の中にジャック・ハンビーと呼ぶ男を頭目とする無頼の徒党があってムリエタ家の金山を横領せんと企てていた。ある時ジャックはホアキンと顔を突合せホアキンのために散々の目に逢わされた。間もなくホアキンはルースに結婚を申込み彼女の父の承諾を求めてその事務所を訪れた。その時ルースの父は悪人ハンビート口論の末殺害されていて、傍にはかねてハンビーが盗んでおいたホアキンの拳銃が捨ててあったのでホアキンは下手人として引立てられた。ホアキンは辛うじて一先づ逃れたが、追窮が激しいので町へ帰ることも出来なかった。この間にハンビーは権力を濫用して人民に重税を課し、土地財産を没収するなど暴状至らざるなき有様であった。ために人々は非常な苦しみを嘗めたがホアキンは絶えず悪人の黄金を奪って貧民に惠み、又ハハンビーの本據を襲って彼らの心膽を寒からしめた。その内ルースが馬車でサンフランシスコへ行こうとしたことがあった。これを知ったホアキンは途中で彼女に会ったが、ハンビーの術中に陷り囚はれの身となった。しかしホアキンの武勇は遂にハンビーを壓して勝利を占め、折柄急行して来たサンフランシスコ自治団の手によって平和が再び帰って来たのである。

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作品データ

原題
The Gay Defender
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1927年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社