洋上魔:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
洋上魔
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洋上魔

1935年公開、サスペンス・ミステリー
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「男の魂(1935)」「殺人ホテル」のエドモンド・ロウが「ダンテの地獄編」のクレア・トレヴァーとともに主演する映画で、「レヴュー艦隊」のアレン・リヴキン書き卸しの台本により「パリの丑満時」「鉄窓の女」のアラン・ドワンが監督、「輝く瞳」のアーサー・ミラーがさつえいした物。助演者は「紅雀」のトム・ブラウン、「乾杯の唄」のエイドリアン・エイムス、「キャラバン」のユージーン・パレット、「恋のセレナーデ」のハーバート・マンディン、フォード・スターリング、ビリー・ビーヴァン等の面々である。

ストーリー

7つの海を股にかけて船中賭博を稼業としているデューガンは、最近懐中具合が悪いが、大西洋横断の1汽船に2等船客と納まって船客中の鴨を張っている。同じ2等の独り旅のジャネットというダンサーが乗り合わせ2人は懇ろとなる。徒然の余り2人は1等室の喫煙所を覗いてみると、そこに3人の船客が卓を囲んでポーカー・ゲームの最中であった。1人はベルチャーにシュメリングという一見紳士風の男である。カーティスは2人のために散々な目にあっている様子で負けたカーティスは同船の自称バス夫人から1万8千ドルの借財をして手形を払い出した。このバスは実は欧州全土を荒し回った女賊で、今ニースで盗んだ高価な真珠をアメリカに持ち帰る途中であった。彼女はカーティスの手形を利用し、真珠を密輸入せんと計っている。カーティスは進退極まって投身自殺を企てたが、危ないところでデューガンとジャネットに救われる。一部始終を聞いたデューガンはカーティスの室を訪れ、そこに彼の死んだ妻の写真が飾られているのを見て、カーティスは彼の実子であるのを知ったが、黙って打ち明けなかった。上陸の前夜デューガンはバスの船室に忍び込み、ステッキの中に隠されてあった、問題の真珠と手形を盗み、真珠の代わりにアスピリンを入れ、手形はカーティスに返してやった。上陸の混雑にまぎれてバスはカーティスにステッキを渡す。これを見た張り込み中の探偵が不審を起こして調べると、ステッキの中からアスピリンが現れたので、バスに嫌疑がかかり官憲の手に捕らえられた。デューガンはカーティスに真相を語らず、「以後賭博はおやめなさい」と言ったまま、ジャネットと一緒に群衆中に姿を消した。

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作品データ

原題
Black Sheep
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
フォックス映画
ジャンル
サスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社