愛の隠れ家:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
愛の隠れ家
愛の隠れ家
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愛の隠れ家

1934年公開
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「台風」「大陸非常線」のロバート・モンゴメリーが主演する映画で、モーリ・グランシンの原作を「宿命の窓」と同じくフランセス・グッドリッチとアルバート・ハケットが共同脚色し、「男の世界」「宿命の窓」のW.S.ヴァン・ダイクが監督に当たり「台風」「宝島(1934)」のレイ・ジューンが撮影した。相手役は「ターザンの復讐」「酔いどれ船」のモーリン・オサリヴァンで、「蛍の光」のエドワード・アーノルド、「春の火遊び」のエリザベス・パターソン、舞台出のウィトフォード・ケーン、「豚児売り出す」のミッキー・ルーニー、C・ヘンリー・ゴードン、ミュリエル・エヴァンス等担当。

ストーリー

禁酒法が撤廃されて密醸悪漢団は商売換えを始めた。都会では酒場料理屋、田舎では農民が相変わらず彼らの餌食となった。ラッキイはそうした悪漢団の一派の子分として腕利きの名人で女から女へと渡って歩いた。彼にもついに年貢の納め時が来て高飛びの門出に追跡の警官から一発見舞われて軽傷を負ったが、悪運強くある農家の主人に救われ、追い剥ぎに会ったと偽ってその家で傷の介抱をうけた。ラッキイは初めて味わう田園生活の単調さに飽きて都会への帰心矢の如くだったが、農家の娘ポーリンの美貌に接すると傷が治っても彼女への愛着にひかれて立ち去る気がなくなった。農家の主人ミラー夫妻は質朴な親切な田舎者で心からラッキイを好き、いつまでも彼の留まることを求めた。ラッキイは田舎娘ポーリンの中に今までどの女にも見出せなかった純情を認めた。彼も初めて真面目な恋心を味わった。ラッキイはポーリンと清い結婚をするため1度都へ帰って過去の罪を精算したうえ再び彼女の許へ帰る決心をした。しかしその決心を女に打ち明ける前に彼の居所を突き止めた2人の刑事が都から彼を逮捕すべくミラー家を訪れた。ラッキイは親切なミラー一家の平和を乱さぬために自分は神妙に縄にかかる代わりに自分の身分を隠してくれるように刑事に哀願した。その結果3人は友人として連れ立って都へ帰るように装ったが最後の瞬間になってラッキイは良心の呵責に耐えず、ポーリンにだけ自分の身の上を打ち明けた。ポーリンはそれにもかかわらず彼が刑期を終えて帰って来たうえで結婚してくれと頼んだ。ラッキイは未来を楽しみに自らの罪を精算すべく喜び勇んで引かれていった。

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作品データ

原題
Hide Out
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
M.G.M映画


[c]キネマ旬報社