ラスト・ライド:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ラスト・ライド
ラスト・ライド
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ラスト・ライド

1931年公開
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アーサー・ホエール原作、脚色、デューク・ウォーン監督、M・A・アンダーソン撮影にかかる映画で、出演者の顔ぶれは「天下無敵」「父と子」のドロシー・レヴィア、ヴァージニア・ブラウン・フェアー、フランク・メイオ、トム・サンチ、フランシス・フォード、ボビイ・ダンの面々である。

ストーリー

若い新聞記者のスミスは最近起こったギャング出入りの真相を嗅ぎ出そうと苦心していた。事件というのはピッカルディに指導される一団とビッグ・ボーイが頭目である一団との睨み合いで怪我人まで出しているのである。ピッカルディの情婦リタは一夜ナイト・クラブにビッグ・ボーイを欺き誘い入れてピッカルディに彼を引き渡した。これを聞き込んだスミスは警官と同行でくだんのナイト・クラブへ乗り込んだが何一つ嗅ぎ出すことが出来なかった。スミスはその時会った美しい乙女ドリスに心ひかれた。翌朝になると前夜拉し去られたビッグ・ボーイが死体となってスミスの家の前へ届けられた。その死体を見た刹那スミスは駭然とした。殺されたビッグ・ボーイというのは思いがけなくもスミスの兄だったからである。スミスは兄の意外な職業に驚くと同時にむごたらしく殺されたその姿を見て憤怒の血を湧かした。彼は兄を殺害したピッカルディに復讐してやろうと決心した。そこで彼は警察の力を借りてピッカルディの巣窟へ赴いた。彼は最初名前を隠していたので敵に気どられずにすんだが間もなくドアの外に立聞いていたリタに正体を見破られてしまう。その折り、スミスはピッカルディのアパートでいつぞやの娘ドリスにあったが、二人とも会った場所が場所なので変にお互いを誤解しかけた。けれどもドリスの兄がピッカルディに殺され、そのためスミスと同じようにドリスもピッカルディをつけ狙っていることが判ると共に二人は親しみを感じるようになった。ドリスの美しさはピッカルディの心をリタから移させた。スミスの正体を知ったピッカルディは彼をバラしてしまおうと決心し、心許したドリスにそれを打ち明けた。ドリスはスミスにそれを警告しようとしたがピッカルディがそばにいるので言い出せなかった。やがてスミスは自動車に連れ込まれた。それは死を意味する遠乗りだった。が、間もなく現れた警官の一隊はピッカルディ一味を一網打尽にし、スミスを危険から救った。そしてドリスは恋人の手に抱かれたのである。

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作品データ

原題
The Last Ride
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社
初公開日
1931年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社