流線型超特急:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
流線型超特急
流線型超特急
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流線型超特急

1934年公開、サスペンス・ミステリー
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米国バーリントン機関車製作所が作ったポール・クレット設計の流線型列車「ゼファー」号の完成に取材した映画で、ロジャー・ウェートリーが書き下ろして、自らH.W.ヘーンマン及びジャック・オドネルと共同して脚色しトーマス・アトキンスが監督に当たり、「幸運の悪魔」「山荘の殺人」のJ・ロイ・ハントが撮影したもの。出演者は「最初の接吻」「猛獣鳥」のチャールズ・スターレット、「失恋相談欄」「恐怖の夜」のサリー・プレーンを始め、「三角の月」のハーディー・オルブライト「追撃ミックス」のウィリアム・ファーナム、「密林の王者」のアーヴィング・ビチェル、アーサー・レイク、セオドア・フォン・エルツ等。

ストーリー

デクスター鉄道会社の新進技手トム・コルドウェルは苦心の結果、1時間120里の快速力を出しえる流線型のディーゼル機関車を設計した。会社では不景気をかこっていたので彼はこの機関車の採用を提議したが重役会議の結果、散々の不評判でこの案は否決され、社長デクスターはトムとトムを支持した息子アランをひどく叱責するのでトムは憤然辞職した。社長の娘ルースはトムの案をタイラー機関車製造所長タイラーに話したので、タイラーは早速20万ドルの予算で製作に着手したが、出来上がった銀線号は僅か45里しか速力が出ず、失望したタイラーは銀線号をシカゴの大博覧会に流線型列車のモデルとして出品する事とした。アランはその後相変わらずトムを支援して父と争って辞職し、当時工事中のブールダー大堰堤で流行性麻痺症が発生したことを聞き、兄の身を気づかって立ち寄ってみると、丁度アランが麻痺症の菌に肺を侵されて倒れた途端だった。ルースは父に電話して人工呼吸補助装置の「鉄の肺臓」を送ってくれと頼んだ。ところが「鉄の肺臓」は大きくて大型飛行機にも搭載不可能であり、分解して送っては役に立たないので途方に暮れた。しかも2時間以内に届かなければアランは空しく死ぬるのである。トムは銀線号で届けようと提議し、銀線号を信用しないデクスター社長をタイラーと2人で説得した。かくて流線型の超特急列車は7個の「鉄の肺臓」を積んでシカゴを出発し、2千里を19時間で走破して列車スピードの新記録を作り、瀕死のアランの一命は救われた。トムは流線型列車の設計者として業界に名を上げ、ルースとの愛も復活した。

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作品データ

原題
The Silver Streak
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
RKOラジオ映画
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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