緑園の天使:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
緑園の天使
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緑園の天使

1951年7月19日公開、123分
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「大草原」のパンドロ・S・バーマンが製作する1945年度テクニカラー映画。エニッド・バグノルドの同名小説からセオドア・リーヴスがヘレン・ドイッチェ(「黄金の耳飾」)と協同脚色し「仔鹿物語」のクレランス・ブラウンが監督にあたっている。撮影は「家路」のレナード・スミス、音楽は「哀愁」のハーバート・ストサート。「初恋合戦」のミッキー・ルーニー、「スイングの少女」のエリザベス・テイラーを中心に「わが谷は緑なりき」のドナルド・クリスプ。「風車の秘密」のアン・リヴェア、「赤きダニューブ」のアンジェラ・ランズベリー、ブッチ・ジェンキンス、レジナルド・オーウェンらが助演する。なお本映画はアン・リヴェアがアカデミー女優助演賞を得た他、ロバート・J・カーンが編集賞を獲得した。

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ストーリー

1920年。イギリスの片田舎で肉屋を営んでいるブラウン(ドナルド・クリスプ)家の娘ヴェルヴェット(エリザベス・テイラー)は何よりも馬が好きで、どうにかして自分が1匹飼えるような身分になりたいと願っていた。ある日、彼女の家を頼ってマイ(ミッキー・ルウニイ)という騎手くずれの少年がやって来た。彼の亡き父はヴェルヴェットの母(アン・リヴェア)がかつてドーバー海峡を泳ぎ渡った時のコーチなのであったが、彼はこのいきさつを知らず、今ではブラウンの金を盗んで逃亡しようとするひねくれ者であった。しかし一家の温い空気は彼を引きとめ、やがて村の暴れ馬パイがくじ引きでヴェルヴェットのものになると彼は親身に彼女の乗馬教師になってやった。ヴェルヴェットはパイを訓練してグランド・ナショナルの障碍大レースに出場させようと懸命になっていたが、この無謀ともいえる挑戦に両親は許しを与えた。マイは彼女の金を預ってロンドンに行き、逐電をおそれるブラウンの危惧に反して出場許可を得て戻って来た上、いよいよ練習にはげんだ。レースは近づき、若い2人はパイをつれてリバプールにおもむいたが、予約した騎手は2人をナメて使いものにならず、ついに髪を切ったヴェルヴェットが男になりすまして出場することになった。烈しい大接戦ののち、ヴェルヴェットはトップを切ってゴール・インしたが、緊張のあまり落馬して少女であることを発見され、失格の宣告を受けた。しかし彼女の名は「ナショナル競馬のヴェルヴェット」と、全国にもてはやされ、映画会社の契約申し込みなどが殺到することになったが、彼女の望みはパイを立派な馬にすることだけであった。彼女が再び平穏な生活に帰った時、マイも新しい人生を学びに、旅立った。

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作品データ

原題
National Velvet
製作年
1945年
製作国
アメリカ
配給
セントラル
初公開日
1951年7月19日
上映時間
123分
製作会社
M・G・M映画


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