ロイドの大勝利:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ロイドの大勝利
ロイドの大勝利
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ロイドの大勝利

1934年公開、コメディ
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「ロイドの活動狂」に次いでハロルド・ロイド会社が製作したロイド主演喜劇で、サタディ・イヴニング・ポーストに連載されたクラレンス・バディントン・ケランド作の物語に基いて「お転婆キキ(1931)」「悪魔の富籖」のサム・テイラーが脚色監督に当り、ロイド喜劇専属のウォルター・ランディンが撮影したもの。助演者は「爆弾の頬紅」「光は野より」のユーナ・マーケルを始め、「ヒョットコ夫婦」のジョージ・バービア、「女難アパート」のグレイス・ブラッドリー、「一日だけの淑女」のナット・ペンドルトン、「彼女の用心棒」のアラン・ダインハート、グラント・ミッチェル、ウォーレン・ハイマー、J・ファーレル・マクドナルド子役デイヴィッド・ジャック・ホルト等である。

ストーリー

幼少の頃宣教師をして居た父に伴われて中国の奥地に渡ったイヂキエルは中国人と共に成長し教育を受けた。そして父の情けで彼はアメリカに渡った。赤毛布の彼は漸くの思いで紹介された父の友人の宣教師ウィザーを訪ねたが、彼は市長選挙に立候補して居て運悪く急死して了った。ウィザーを担いだ政治ゴロは大慌てに慌て、来合せたイヂキエル青年を代理候補に押立てる。これは現市長モーガンを絶対多数で当選させる為の囮だった。所が新聞では大いに彼の紹介記事を書立てたので、いい気持になったイヂキエルは懇意になった煙草店の女店員ペテュニアを伴って大料理店に乗込む。此の大料理店に居るダンサーのドロレスはモーガンの想いものであるが、田舎臭いイヂキエルをからかったので満場の拍手喝采を受ける。イヂキエルはドロレスを相手に珍ダンスを演じた揚句、彼女の旦那のモーガンと衝突したが、見事彼はモーガンをノックアウトして了う。そこへやって来た新聞記者連に向って、ペテュニアに煽動される侭に、予は現市長モーガンをノックアウトした様に此の腐敗している当市の市政を断然改革する、よろしく市民諸君は予を後援して頂き度い、と声明した。これが今迄イヂキエルを笑殺していた市民間の話題となり、皮肉にもイヂキエル青年が大多数で芽出度く市長に当選して了った。市長になったイヂキエルは中国の教えに従って断乎正義を市政に行わんとしたので之迄私利私欲のためにイヂキエルを応援し来った政治ゴロ一味は忽ち、彼を圧迫にかかった。イヂキエルは降参しかかったが、それとは知らない市民達は新市長鞭撻の一大示威運動を起した。一方ではペテュニアが鼓舞するので、閉口垂れかかったイヂキエル市長も発奮して、一流の政治ゴロ退治案を樹てて、疾風迅雷の如くに断行した。これには流石のギャング連も参って新市長の大勝利となり、ペテュニアと結婚したが、さて新市長が如何なる善政を施すであろうか?(フォックス支社輸入)

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作品データ

原題
The Cat's Paw
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
フォックス提供映画
ジャンル
コメディ


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