老番人:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
老番人
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老番人

1928年公開
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「クリスティナ」「大河の奇賊」のウィリアム・K・ハワード氏が監督したもので、「バット」「ウィンダミヤ夫人の扇」のジュリエン・ジョセフソン氏が執筆した原作によりソニア・レヴィーン女史が脚色した。撮影は「クリスティナ」のルシエン・アンドリオ氏が担当した。主役は「キング・オブ・キングス(1927)」「村の医者」のルドルフ・シルドクラウト氏で、「母ぞよく知る」「人生サーカス」のルイズ・ドレッサー嬢、「市俄古」のロバート・エディソン氏、「ウィリー・リバー」のルイ・ナトー氏、「オグレス」の」ミルトン・ホームズ氏等が助演している。

ストーリー

ピーター・プレツニックは妻と息子のエリック娘のマルテと共に新しい希望の国アメリカへ向かう移民船の客となった。永い航海も終わって紐育の波止場に着くと厳格な移民官の検査におびえなければならなかった。漸く上陸を許された彼等は不案内な土地に、同じく和蘭人のソコールを訪ねて厄介となり。隣人の好々爺ダン・ケイシーとも知り合いになった。ダンの世話でピーターは裁判所の掃除夫となることが出来た。僅かな給料にも不平を言わず役目を勤め、ささやかな家庭の幸福を喜び味わって平和な五年の月日は過ぎた。判事グレシャムは親切にピーター老人を遇し、彼を米国市民として登記してやった。老人が喜びをわが家にもたらした時息子エリックは欧州の野に出生することになった。一家は雄々しいエリックの軍服姿に泣き度いような気持ちで見送った。その日の夕方ピーターが勤めている裁判所が電気仕掛けの爆弾装置で破壊された。負傷者の中にはグレシャム判事もいた。当局の調査の結果犯人はピーターと決定した。それは老人が書間息子の誕生祝いとして判事に送った菓子折りの中に爆弾装置がしてあったからであった。驚き恐れつつも老人は家族を慰めて獄裡の人となった。老人は獄窓から米国々旗の風になびくのを眺め進軍喇叭の音を聞いたが、呪うでもなく恨むでもなく、只管無実の罪の晴れるのを待った。爆発を企んだ真犯人はグラシャム判事に恨みを抱くシーモンであったが、同国人のピーターが身代わりとなって捕えられてから良心の呵責で神経衰弱に陥り発狂してしまった。そしてある日自動車に突きとばされて瀕死の重傷を負うと共に正気に返り一切を告白して死んた。疑い晴れたピーターは出獄し、親切な判事は再び彼を雇うことを約した。喜んで家に帰ると息子エリックは名誉の戦死を遂げ黒い花輪にかこまれた肖像画のみがあった。

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作品データ

原題
A Ship Comes In
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画社
初公開日
1928年
製作会社
パテ・インタナショナル映画


[c]キネマ旬報社